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のまはら活動紹介

はじめまして。記事を開いていただいたみなさん、本当にありがとうございます。当アカウントでは、のまはらの活動に参加する若者が、日々の活動報告や活動の中で感じることをゆるーく綴っていきます。

のまはらって・・・

のまはらは奈良県都祁地域で農業を軸として地域課題の解決に取り組んでいる団体です。今年度は4月現在、33名のボランティアメンバーと共に活動を行っています。(現在はコロナ禍の影響もあり、下の写真のように少人数での活動を継続しています。)

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のまはらの歩み

のまはらは奈良県被災者の会という東日本大震災で奈良に避難した被災者の互助会が始まりです。被災者が直面する多様な問題を協力企業や支援団体と連携して解決に導く、被災者主体のネットワークとして始動しました。

会の大きな転機は、2014年より始まった避難者農園交流会の開始です。奈良市都祁吐山町の遊休農地と空き家を活用した避難者交流を始めました。参加者の一体感が生まれ事業として大変有意義なものになると共に、全国の支援団体からも画期的な取り組みとして注目されました。

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そして、2017年に会の名称を「のまはら」に変更し、震災支援に加えて災害支援、地域支援と事業を拡げ始めました。市民ボランティアの協力の下、「地域農業支援プログラム」を立ち上げ、耕作放棄地や遊休地の受け入れに取り組み始めました。

『のまはら』とは
団体名「のまはら」のルーツは福島県の相馬市と南相馬市で行われるお祭り『相馬野馬追』のことを指しています。現在は震災前と同様の活気を取り戻し震災復興の象徴的な祭事となっています。私たちも同様の復興と発展を願い2017年に新たな会名として「のまはら」を掲げました。

翌年には3.11当事者団体の経験を活かし、「災害支援キャンプ」の実施を開始しました。

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今年度から新たに自然環境保全の活動にも取り組んでいます。学生メンバーも10名以上が参加し、フレッシュな力で新たな化学反応が起きることを期待しています。

都祁地域の紹介

都祁地域は、標高500mを超える自然豊かな大和高原に位置しています。平地に比べ5℃程気温が低く、真夏でも過ごしやすい気候条件があります。
縄文時代より受け継がれる歴史が息づく地域であり、国の天然記念物に指定されている「吐山スズラン群落」があるなど、豊かな農村資源に囲まれた、市街地周辺では味わえない「観光化」されていない独特の雰囲気を味わうことができる場所です。

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のまはらの活動

主な活動内容は以下の4つです
耕作放棄・遊休農地再生
 ボランティアメンバーと共に地域の農地を再生管理する「市民参加型地域農業支援プログラム」は今年で5年目を迎えています。約3haの農地を維持管理する他、交流会の開催などを行っています。また、収穫したお米、野菜は子ども食堂等支援団体に一部寄贈しています

災害支援活動
 
関西圏の中間支援団体と連携した避難者支援活動を継続しつつ、3.11当事者団体との経験を活かし、年2回の災害支援キャンプの実施や近隣県への物資支援、災害ボランティア派遣及び現地でのコーディネート業務を行っています。

自然環境保全
 
農園周辺に太陽光発電パネルが立ち並ぶ風景に危機感を覚え、今地域に残る生態系をモニタリング調査すると共に、フォトギャラリーを通して未来に受け継いでいく自然の多様性を発信に取り組んでいきます。

④古民家リノベーション
 地域の方と協働して古民家リノベーションに取り組んでいます。都祁も全国の農村部と変わらず空き家問題は避けては通れないものです。改修作業を通してもう一度人が集える場所にすること、そして、次の持ち主の方へ良いバトンを繋ぐお手伝いをしたいと活動しています。

まだまだ伝えきれていない点もありますが、
追々の投稿で日々の活動と共に発信していきたいと思います。

さいしょのさいしょのだいいっぽ。ということで、今回の担当はのまはら2年目の尾山郁人でした。

ありがとうございました!

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