10月16日活動報告
都祁地域を若者の視点で盛り上げていきたい、そんな思いで新たに立ち上げた「地域づくりと環境保全を考える学⽣サポーター」の第2回の活動が10月16日に実施されました。
この活動は地域の抱える課題の”お⼿伝い”を通してその⼟地の⽂化や⽣活の知恵を学び、若者の視点で魅⼒を再発⾒していくと共に、新たな出会いや繋がりを作り、地域で実践的且つ新しい学びを得るプログラムです。
それでは当日の活動を報告させていただきます。
(当事業は奈良県地域貢献サポート基金「奈良県内の自然・環境・文化財の保全・活用事業」の助成を受けています。)
今日のお品書き
・ため池周辺の草刈り
・堆肥化作業第二弾
・旬の黒枝豆収穫!
予報通り、天気は快晴で運動会などをやるには持ってこいの日でした。日中は気温もかなり上がったため、随時休憩や水分補給をはさみながら作業を行いました。
草刈りタイム
今回は、下流の田んぼや畑に水を供給するため池周辺を5人で手分けして作業しました。地域で共同管理するため池は毎年6月ごろに地域の方々が集まって一斉に草刈りを行っています。思いのほか雑草が茂ってきたため、この秋にも再度草刈りを行うこととなりました。
それでは、草刈作業で格闘した雑草たちの紹介を少ししたいと思います。
雑草ちゃんの紹介
今回草刈りを行った斜面は、写真に写っている2種類の雑草でほぼ埋め尽くされていました!
まずエントリーナンバー1番、雑草界の絶対的エースであるセイタカアワダチソウです。黄色の花を咲かせ、背丈が2mを上回ることもある外来生物です。
この植物の特徴が、根から毒成分を出し、周りの植物を弱らせてその場を独占するというものです。誰もが恐れる”アレロパシー効果”を有するため、どんな空き地にも生えていることも納得できます。
そして、エントリーナンバー2番、ススキです。ススキは、根っこ(地下茎)が伸びることで、繫まで突入しながらつまり、上を刈っても刈っても、地下茎が残っている何度でも再生してきます。
ただ、先ほど紹介したセイタカアワダチソウの”アレロパシー効果”なら・・・そんな疑問が浮かぶかもしれません。実は、彼らが放出する毒性が土中濃度が一定レベルを超えると、セイタカアワダチソウ自身に対しても強い発芽障害を起こしてしまいます。
周りをいじめた罰を食らっているのか、他の植物思いなのかは考え次第ですが、秋頃には徐々に勢いを失っていくため、ススキがその座を取って代わるというわけなのです。
草刈りタイムの続き
傾斜の強い斜面で体力も奪われる中、草刈機で雑草をなぎ倒し、レイキを使って草を集めます。平地でも草刈りは体力仕事なのですが、傾斜の強い斜面ということもあり、午後まで突入して何とか完了しました。
近づくと、草刈りの雑さも垣間見えるのですが、及第点はかろうじてもらえるかなというところです。ベテランの地域の方々には到底及びません。実際に、自分達がチャレンジすることで、見える化される”差”があります。草刈り一つとっても次はその技術や経験の蓄積を学んで、盗んで習得したいという欲が湧いてきます!
黒枝豆シーズンです!
続きまして、10月上旬から2~3週間だけ収穫できる黒枝豆の収穫を手伝いました。11月中旬から黒豆として出荷するですが、この短期間だけとびきりの味を楽しめます。
今年の出来は、天候不順などのせいか例年ほど豆のさや数は多くありません。その分、実った豆に栄養がふんだんに注ぎ込まれた結果、一粒一粒が丸々膨らんでいます。
これまで両手ばさみで根元からジョキジョキ切っていましたが、この度片手で使えちゃう電動ばさみ的な機械が導入されました。初めは慣れずちぐはぐな感じでしたが、これから収穫量が増えてくると戦力になりそうです!
葉っぱをすべて取り除き、洗浄してカットして梱包まで。詳しくはまた次回の記事で書くことができればと思います。
今回も、読んでいただきありがとうございました。
また、次回!
-----------------
のまはら
事務局所在地:
〒630-8503
奈良県奈良市恋の窪1丁目2番2号
ならコープ本部内のまはら事務局
mail:
mail※nomahara.net
(使用される際は※を@にして下さい)
団体HP:
https://nomahara.net/
活動紹介はこちらの記事をご覧ください
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?