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野窓 礼峰
2024年3月27日 10:49
私は誰にもなんとも思われたくないから嫌われたくないから好かれたくもないからいつでもどこでも黙っている不穏な空気で包まれた空間に何とも思っていない他者の声が混じるそこには偽りの共感がピーチクパーチク私にはこの嘘に満ちた空気が嫌い怒りだけが本物で共感や優しさは嘘嘘は容易く真実は難しい沈黙を頑なに守る私もまた嘘つき
2024年3月14日 17:17
けだるい鮮やかさが冷たい部屋を通り抜ける死を望みながら常に散漫と泳ぐ鯨迷子になって…食べ物が無くなって…愚かな専門家は自死の可能性を論じない人間だけが自殺するなどとは何という思い上がりか!突然!パッと道路に飛び出す獣達!彼らは道を渡ろうとしたのではなく自らの道を止めたのだ見よ!死に損なった無様な姿!死のうにも死にきれずヨタヨタと引き返す道が延びてしまった…可能性
2024年3月11日 16:44
書こうとすれば言葉は消えていく
2024年3月11日 09:40
空調の音が一定で鳴り続ける灰色の部屋世界が孤独に満ちていることがようやくわかったようやくわかった鐘の音がするお経が聞こえるあなたは手を合わせて何を祈るのか?まともな状態ではいられない誰が死んで誰かが置いていかれるそんな淋しい世界行方知れずの魂はどこへ向かうべきか
2024年3月11日 09:37
多分僕らは死んでいる生きている証拠なんてこれっぽっちもない生きていると思い込んでいるだけああ、よく考えれば思い込みという奴は恐ろしい人間は生きているとも死んでいるとも考えてしまうのだから正確には生きても死んでもいないましてや夢ですらなくて空中を舞う埃のように漂っているだけ痛みや苦しみは生きている証拠ではなくそれは楽しみや喜びも同じ一切が一瞬で振りむけば何も残
2024年3月6日 10:23
つぎはぎの思い出で彩られた私の世界朝になって一つ一つ剥がしていくと真っ白な世界記憶は空白で何もない何もない落ちた布は元に戻らず寒さで凍える朝誰にも会わず誰にも会えずどこかに行こうとしても何もない何もない夢の中で大勢に囲まれ懐かしい歌が聞こえる、聞こえるあの合唱は絆で目に見えないものを結びつけていた全国、いや全世界のみなさんおはようございます!おはよ