沈黙

私は誰にもなんとも思われたくないから
嫌われたくないから
好かれたくもないから
いつでも
どこでも
黙っている

不穏な空気で包まれた空間に
何とも思っていない
他者の声が混じる
そこには偽りの共感がピーチクパーチク

私にはこの嘘に満ちた空気が嫌い
怒りだけが本物で
共感や優しさは嘘

嘘は容易く
真実は難しい

沈黙を頑なに守る
私もまた嘘つき

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