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来週の予定

来週(2月20~24日)は日米で主要な物価指標が発表される。国内では22日に1月の企業サービス価格指数、24日に1月の全国消費者物価指数(CPI)発表。米国では、24日に1月の個人消費支出(PCE)物価指数発表。

 米国では、21日に2月の購買担当者景気指数(PMI)と1月の中古住宅販売件数、23日に2022年10~12月期の国内総生産(GDP)改定値発表。24日は1月の新築住宅販売件数発表。米連邦準備理事会(FRB)は22日、1日まで開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表。米ホームデポが21日、エヌビディアが22日に22年11月~23年1月期決算を発表。

 欧州では21日に2月のユーロ圏PMI、22日にはドイツIfo経済研究所による2月の独企業景況感指数の発表。23日にはトルコ中央銀行が政策金利を発表。23~25日にかけてはインドで20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議。ロシアのプーチン大統領が21日、連邦議会で内政や外交の方針を示す「年次教書演説」を行う。

 国内市場ではおよそ1カ月ぶりに新規株式公開(IPO)の予定。プライム・ストラテジー(5250)が22日、東証スタンダードに新規上場。

 23日は国内市場が天皇誕生日で休場。米国は20日、プレジデントデーの祝日で休場。


▽1月の全国消費者物価指数(CPI、24日)
 2022年12月の全国CPIは、変動の大きい生鮮食品を除く総合指数(コア指数)が前年同月比4.0%上昇し、伸び率は1981年12月以来41年ぶりの大きさとなった。1月CPIコア指数の市場予想平均(17日時点)は4.3%上昇で、インフレ加速が見込まれている。先んじて公表された都区部の1月のCPI(中旬速報値)を見ても、前年同月比4.3%上昇と前月(3.9%上昇)から伸び率が拡大しており、歴史的な物価高に拍車がかかる公算が大きい。

▽1月の米個人消費支出(PCE)物価指数(24日)
 2022年12月の指数は前の月より伸び率が縮小し、統計発表後は米連邦準備理事会(FRB)が利上げを早期に停止するとの観測が広がった。しかし、1月の米雇用統計や1月の米CPIなど主要指標が市場予想を上回ったことを受け、足元では再び利上げ長期化への警戒感が強くなっている。PCE物価指数の動向が市場のムードを左右するだけに、発表の前後では神経質な相場展開が予想される。FRBは金融政策を決定づけるインフレ指標としてPCE物価指数を重視している。

▽IPO プライム・ストラテジー(5250)スタンダードに上場(22日)
 ウェブサイトを構成するテキストや画像、レイアウト情報を一元管理するシステム(CMS)を開発する。主にWordPressに関わるサービスを手掛け、ウェブサイト高速化などに強みのある主力製品の「KUSANAGI」(クサナギ)は累計稼働台数が6万5000台を超えた。2023年11月期の連結売上高は前期比19%増の9億2000万円、純利益は前期比18%増の2億3200万円と増収増益を見込んでいる。


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