我が輩はフランスの猫である

画像1 我が輩はフランスの猫である。 庭付きの一軒家に住んでいる。
画像2 同居の人間達を観察するのが趣味である。
画像3 今日の昼食会のために彼はみょーにはりきっていた。娘の生まれた1982年の古いワインを地下蔵から持ち出してきた。ジュラ地方のサヴァニャン葡萄を使ったヴァンジョーヌと呼ばれる黄色いワインだそうだ。作り手はシャトーシャロンの横のVOITEUR村のペロンさんだが、とっくの昔にこの世にはいない。グラスに注がれた琥珀色の、まろやかに熟成されたクルミの香りが強いこのワインには、やはりジュラのコンテチーズが合っているのだ、と偉そうにぶっている。
画像4 娘のジュリエットがボーイフレンドとやってきた。そうか彼女に敬意を表してモリーユ茸と呼ばれる茸のソース料理を作ったのだ。
画像5 定番のチキンではなく鴨肉を使っておるにゃ。生ならわしも食べたいのだが…クリームソースの中に黒く混じっているのがモリーユ茸だニャン。乾燥したのを水で戻して生クリームを入れ、20分ほど煮込んである。
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画像7 人間とはなんとも贅沢な生きものだニャン。

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