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ノマドワーカーの魅力!社会から外れても飯は食える!!

ノマドという働き方が流行っている。ここ数年、急にノマドという単語が話題になった。これはネットのインフルエンサーの活躍もあるが、その背景に「働く時間や場所を選ばずに働きたい」という隠れた願望が多くの人の中にあったのだ。

その願望にインフルエンサーが火をつけて、インフルエンサーも有名になり、人々も「ノマド」という単語を認知するようになったのだ。この章ではざっくりとノマドとは何か確認した後に、ノマドの魅力について迫っていきたい。

ノマドワーカーとは?

ノマドワーカーとは、「遊牧民」を意味するノマドと、「労働者」を意味するワーカーを組み合わせた単語だ。つまり、働きながら移動する人々のことをノマドワーカーと呼ぶ。

2010年前後から登場し始めた単語であるが、ノマドワーカーというワークスタイルを早々と実践した人々のおかげで単語自体も広まった。具体的には、女性のノマドスタイルを確立した安藤美冬氏やハワイと二拠点生活を送る本田直之氏などがあげられる。

また、2011年に発売された『もう仕事をするのにオフィスはいらない』という佐々木俊尚氏の著書にも影響される人が多くなった。そして、ノマドワーカーは徐々に一般的になり、YouTuberも広まりつつあると、ノマドワーカーもYouTubeで情報発信するようになりさらに知名度を獲得するようになった。

そして、フリーランスのブームと共にノマドワーカーもセットで知られるようになる。

しかし、2020年に発生した新型コロナウイルスの影響で状況は一変する。それまでのノマドワーカーは海外や国内を転々として自由気ままに働きながら生活していた。

ノマドワーカーで発信されている人もそういったライフスタイルを紹介している方が多かった。しかし、新型コロナウィルスが猛威をふるったこともあって移動すること自体が悪とみなされるようになった。みんな自粛の生活でステイホームするのが普通で、街を出歩いていたら奇妙な目で見られる。

そうした状況下でノマドワーカーたちは「ノマドやめます」という報告をTwitterやYouTubeで行っていた。国外はおろか、国内で電車に乗るのも周りの目を気にしなければならなくなったので当然だ。中には、定住を決めた人や、人のいない田舎を転々とするような新たなノマドワーカーが現れた。

そして、コロナ禍も終わりが近づいてきて、国内外の移動を諦めていない人たちは再びノマドワーカーとして活動を再開しようとしている。ワクチンを打ったり、感染対策をきちんとしたりしてアフターコロナの旅行と働き方を誰よりも早く実践している。

また、コロナ禍であっても、行動力のあるノマドワーカーは海外に出ていた。たとえば、ハワイだ。コロナ禍でも行ける海外として、時間と金銭的に余裕のある人が好んで旅行していた場所でして、隔離なしで旅行できた。

一時期、日本のワクチン接種が遅れていた時に、ワクチンを打ちにハワイに行く人もいた。ただし、日本に帰って来れば隔離期間が待っているので、その期間と合わせて余裕がある人だけが遊びにいける。

ノマドワーカーは隔離期間があっても、パソコンさえあれば仕事ができる。オンラインで仕事が可能なのでホテルに幽閉されていてもお金を稼げる上、会議が必要な場合でもzoomなどを使えば簡単にできる。コロナ禍がウェブ会議を後押ししたこともあって、ノマドワーカーに追い風となった。


ハワイの他にも、調べれば観光客に隔離期間を求めない国もある。そうしたところを狙ってノマドをする人もいて、意思と行動力のある人はガンガンノマドを行っていた。

ノマドワーカーの魅力

それでは、ノマドワーカーの魅力について話そう。これまでずっと「就活は無理にしなくていい」「企業勤めは終わりが近づいている」ということを述べてきたが、これらの対策や新しい生き方の条件を満たしているのがノマドワーカーだ。具体的には以下のようなメリットがある。


・個性を活かせる

・自分のやりたいことができる

・プレッシャーなし!学歴や職歴関係なくなれる

・意外と食いっぱぐれない

・就職しないので社会に縛られない


順番にそれぞれ見てみよう。

個性を活かせる

ノマドワーカーになれば個性を活かせるというメリットがある。

もし、会社でやりたくないことを仕方なくやっているという人ほど聞いてほしい。非効率な会議をダラダラやっていたり、今の仕事は興味がないと思いながら働いていたりする人は自分の得意分野と貴重な時間を無駄にしてはいないだろうか。

人生の時間には限りがある上、健康に働ける時間はもっと限りがある。そうした時間を自分の得意分野で埋めた方が人生の幸福度は高まる。


たとえば、絵を描くのが得意だったとする。企業に属してデザイン関係の仕事を請け負ったならそれはそれで、やりたいことができているので満足度は高いかもしれない。

しかし、どうしてもクライアントの要求通りに作らなければならなかったり、他の人の気持ちを考えたりした上で仕事をする必要がある。つまり、100%の自由ではないのだ。もし、フリーランスになってノマドワーカーになってしまえば、自分のやりたいことができるだろう。

もちろん、それできちんとマネタイズを行わなければならないが、企業で働いていた時よりも制約なく自己表現ができて個性が活かせるだろう。

就職しないので社会に縛られない

ノマドワーカーのほとんどは会社に就職していない。フリーランスとして活動しているので、基本的に自由な暮らしができている。会社員であれば、月曜から金曜まで朝起きて夜は寝るという一定の生活リズムで生活しなければならない。

しかしながら、ノマドは基本的に自由だ。読者の中には夜型の人間がいると思うが、夜型の生活であっても安心だ。朝に弱いなら昼まで寝て、夕方から仕事を始めて朝までやればいい。

会社員であれば、こうした生活スタイルは絶対できないだろう。無理して眠い時間から仕事を始めなくても眠い時は寝て、それから仕事を始めれば自分の1番生産性が高い時間に仕事ができる。学生時代、朝早い時間に学校に行くのが苦痛だった人は、社会人になって辛さを味わう必要はない。

もっと柔軟に生きられる。自分のペースで生活するのがどれだけ幸せなことか再確認できるだろう。

また、就職してもノマドというライフスタイルも可能になってきている。現在ではテレワークも普及して正社員であってもオフィスに出勤する必要はなくなっている。

つまり、正社員という社会的な地位を確保しながら好きな場所で働くということも不可能ではない。もし、安定した生活を捨ててまでノマドになりたくないのならば、こうした完全テレワークの会社を見つけてからノマドするとよいのではないだろうか。

プレッシャーなし!学歴や職歴関係なくなれる

ノマドになるのに、学歴や職歴は必要ない。誰であってもなれる。有名企業に就職する場合だと、有名大学を卒業している方が入社できる確率は高くなる。しかし、ノマドワーカーになるために必要なものは一歩踏み出す勇気だけだ。思い立ったらすぐなれる。

しかし、ただ単にやってみただけでは長く続かない。すぐにご飯も食べれなくなる。もし、新卒でノマドワーカーやフリーランスになるなら、勢いだけでなってしまって後から必要な技能を身に付ければ大丈夫だ。仕事をこなす中で経験も貯まり成長する。

これが30手前位からこれ以上の年齢になると簡単に失敗できなくなる。勢いだけのフリーランスではまず成功しない。そこで現実的なのは、会社員時代に培ったスキルを生かしてフリーランスになる、

もしくは、会社員時代に副業として自分のやりたい仕事を進めておいてある程度のノウハウができたらフリーランスとしてやっていくのが1番安全策たま。

つまり、特別な学歴や職歴は必要ないが、スキルがあった方がフリーランスやノマドワーカーとしての道が広がる。

意外と食いっぱぐれない

ノマドワーカーやフリーランスになっても仕事がなければどうしようもない。しかし意外に全く仕事がなくてご飯も食べられないという状況には陥らない。なぜならば、仕事は大量にあるからだ。フリーになって最初に困るのが仕事の獲得だ。

何か特別なスキルがなければ、仕事の案件は獲得できないと思っていないだろうか?実はランサーズやクラウドワークスといった案件受注サイトを検索してみると、初心者でも簡単にこなせるような仕事がたくさんある。全くの未経験でも大丈夫だ。

たとえば、ウェブライティングやデータ入力といったアルバイトに近いような案件だ。ただし、これらの案件は相場よりも単価が低い可能性があるので、人より稼働時間を多くするか、経験を積んで単価を高くするしたほうがよい。


また、アルバイトやギグワークと並行しながらフリーランスやノマドワークを行う方法もある。ウェブ上で仕事を探すとなると、どうしても低い案件に当たってしまう。しかし、アルバイトやギグワークならば最低賃金は確実に貰える。

ウェブ上で案件を探せば、時給換算で規定の時給以下であることもよくある。それを避けるために、現実世界の仕事であるアルバイトやギグワークを降り混ぜると収入の少なさを補える。

ギグワークであってもUber Eats等で稼げばそれなりの金額になるだろう。この方法は駆け出しのフリーランスやノマドワークをする際に下積みとしておすすめだ。

就職しないので社会に縛られない

社会人をしていると、どうしても所属している組織のルールに従う必要がある。学生であっても学校の規則などに従う必要があるのと同じだ。フリーランスやノマドワーカーになればそういった縛りが一切なくなる。 最低限の法律を守っていれば、文句を言われることがないのだ。

もちろんルールを守ることはとても大切だが、時にルールは何かをする時の縛りになったり、自由を阻害したりする可能性がある。もし、現在の生活に不便さや不自由さを感じているなら、フリーランスになればそのストレスから解放されるかもしれない。

心のリハビリもしくは、自分がどのスタイルに向いているのかを確かめるために、試しにノマドワークやフリーランスを実践してみるといいのかもしれない。

まとめ

ここまで、ノマドワークの魅力について話してきた。

ノマドワークは、現代社会を生きる労働者にとって、ストレスや不自由さから解放してくれる手段の一つかもしれない。もし就職したくない人がいるならば、周りの目を気にせずに一度、ノマドワークを経験してみてはいかがだろうか。

自分がどうやって生活したいか、どのように仕事している時が一番幸せなのか、改めて考えるきっかけになるだろう。ノマドワークを行えば、人生が変わるきっかけになると言っても過言ではない。

普段と異なったことをやってみて、自分のワークスタイルを見つめ直してみてはいかがだろうか。



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