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(2)「就活をする私、学部卒と修士卒」理系学部卒でも技術職を諦めない。学校推薦のススメ。22卒就活体験記

(2)「就活をする私、学部卒と修士卒」では、就活生としての私のことと、理系なのに学部卒での就活を決めた理由、就活をしていて感じた学部卒と修士卒の違いについて感じたことについて書きます。

前回の記事(1)「はじめに」はこちら。

就活生としての私のスペック

・学歴
早稲田大学 理系【学部卒】学科は情報系
付属校上がりで、頭の良さは大学の中では下の中だと主観的には思っています。
GPAは身の回りの人に助けてもらいながらなんとか中の中で、賢いとは言い難いです。つまらないGPAとよく言われます。

・将来やりたいこと
就職を始めた当初、大学3年の春、やりたい仕事は決まっていませんでした。
なんとなく、せっかく理系に来たし、エンジニアとか理系っぽい職業がかっこいいな~…でも学部卒って営業とか事務とかにしかなれないのかな~…と思っていました。

・アピールできること
音楽サークルで学指揮的な位置づけの幹部経験や、デジタル創作サークルでゲーム制作にわずかに携わった経験があります。
アルバイト経験はありますが、アピールになるほどのことはありません。

・資格
英語はできないのですが、TOEIC500点くらいと、英検2級があります。期限の切れている昔のTOEIC500点は、書いてマイナス評価になるかもしれないと思っていましたが、一応ESに書いていました。
あとは車の免許くらいしかないです。

就活って英語必要なのか?と思っていましたが、私は必要性は感じませんでした。英語だけでなく、他の資格ももちろんあった方がいいとは思いますが、なくてもなんとかはなりました。
入社後は知りません。

学部卒での就活を決めた理由

実は学部卒での就活を決めたのは、高校生のころでした。

・親から大学院に行くことを反対された

高校生の頃、なんとなく理系がかっこいいし好きだとは思っていましたが、やりたい分野はふんわりしていて、特に決まっていませんでした。
高校2年まで、なんとなく化学が好きだったのを覚えています。化学の教育実習生に、大学での生活や、教職、就活について質問をしました。

化学系の学科はとても忙しく、学部卒で就活をするのは難しいこと、教職もかなり大変なこと、ほとんどの人が修士まで行くのが当たり前ということを知りました。

しかし親は修士進学に大反対。
いろんな家庭環境があるとは思いますが、私の両親は倹約家でかつ少し古い考え方のため、経済的に厳しいし、女性が大学院に行く必要はないと、強く否定されました。
私がもう少し説得力があってお金を自分でなんとかする気力があったら、大学院に行くこともできなくはなかったと思います。

私は頭も良くないし、忙しい学科で就活をなんとかすることも無理そう…と思い、楽な学科に行こう、と考えました。

そうして結局、自分が興味ある中でも楽そうで修士進学率が低めの、情報系の学科を選びました。(付属校から問題なく大学進学することができました)。

・自分は大学で研究を続けるより、早めに就職する方が向いていると思った

高校のときから私は学部卒で就活するしかない、と思ってから、大学に入ってしばらくは少しコンプレックスもありました。

しかし、大学に入ってから勉強ができる周りの友達をたくさん見てきて、自分は勉強や研究はそんなに向いていないなと感じ始めました。

むしろ計画を立てたり、チームのための事務的な作業をしたり、コミュ力でなんとかしたりする方が向いていました。
学部卒で就職する方が自分に向いていると確信して、後悔はないです。

学部卒と修士卒での違いについて感じたこと

入社後はわかりませんが、主に電機メーカーやIT企業で就活をしていて感じた学部卒と修士卒の違いについて感じたことを書きます。

・実際どのくらい理系学部卒がいるのか
私が受けていた大手の電機メーカーは大体 修士7割:学部3割 でした。
説明会の若手社員の話では、経歴を聞くとほぼ全員院卒でビビりますが、それはたまたま申し込む人数比が大体7:3くらいだかららしいです。
職種や部署によっては、修士8割以上を感じたところもありました。
また、理系の中でも、全く分野の違う学科から職種へ行く人も結構います。生物系からシステムエンジニア、のような例はあります。

IT企業は文系からもSEになろうと多くの人が押しかけているので、一概に理系学部卒の割合を言えません。ですが、文系からもエンジニア志望がいるくらいですので、学部卒も多かったと思います。

つまり、修士卒も学部卒も合格率は大して変わらないということです。
修士の方が多いけど、学部卒だからダメということはないです(研究職以外)。

・修士卒の方が給料が高い
学部卒も修士卒も、入社後の仕事内容は変わらないらしいです。でも、給料は違います。
大体月2万円くらい、修士卒の方が高いです。2年学費を払って2年遅れて入社しても、その学費はすぐに取り戻せます。
なので、大学院に行ける環境があって自分もそれに納得しているのなら、迷わず大学院に行った方がお得です。

・学部卒の方が若さがある
私はできるだけ人生を効率よく楽に生き抜いていきたいです。
周りが24、25歳男性が多い中で、入社時に22歳女子という若さはいろんな意味で強いと思います。
給料が低い分、「わかりません~教えてください(;;)」で許されたり…しない?しないかなあ~

・就活では理系ならやっぱり修士卒のほうが強いのか
どちらにせよ、がんばればいい感じのところに就職はできると思います。少なくとも私は、就活をしていて学部卒で損したと感じたことは一回もありませんでした(意外ですね)。

学校推薦では企業によりますが、研究内容をプレゼンするという面接形式もあり、修士卒を想定している感じはします。学部3年でそんなに研究していないですよね。
でも、企業側もそれをわかっているため、学部の人は今まで学科で勉強してきたことや、これから研究したいことを話せば問題ありません、と言われました。(学校推薦については今後の記事で詳しく書きます)。

入社後は私もわからないですが、学部卒で就活も悪くはないかと思います。

就活する前までは、営業よりは事務かな~エンジニアの下っ端とかになれないかな~…と思っていました。
でも現に私は理系修士卒と遜色ない大手電機メーカーで、技術職として内定をいただけて、かなり驚きました。

次回(3)「超個人的な就活の軸」では、就活をしていく過程で、どのような軸で仕事、企業を選んでいったのかについて書きます。


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