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梅酒の準備と子供について


祖父の時代からお世話になっている焼肉屋さんから「(地元の)梅いるかい?」と連絡がきた。こういうのは偶然が重なるもので今年は梅酒を作ろうと思っていたところだった。そんな私は迷いなく「いる。」と答えたのであった。

準備

そうともなれば話は早い。私は近所のホームセンターへ行ってガラス瓶を購入した。今年は2種類の梅酒を作りたいので2Lのを2セット。


除菌

除菌は食べ物にもOKなパストリーゼを。長期間保存する予定なので除菌はしっかりとしておきたい。

梅はまだない

梅は後日取りに行くことになった。どんな梅なんだろう。

10年くらい前に作った梅酒

これはホワイトリカーと氷砂糖で作った。思いの外甘くて全然減らない。当時これを作ったとき私はまだ高校生だった。なんとなくで作った。その後梅酒好きになるなんてこの時は想像もしていなかった。成人を迎えて両親と一緒に呑んだ時あまりにも甘くて驚いた。私は「さっぱり」とした梅酒が好きみたいだ。

さっぱりとした梅酒

どこかで聞いたことがあるフレーズ。。

今回はホワイトリカーを使わずに日本酒で漬ける予定。あと氷砂糖も少なめに。そして来月産まれてくる子供と20年後一緒に呑みたい。これは親のエゴなのはよく理解している。でもよく「生まれ年のワイン」とかあるからいいかなって(笑) 子育てにおいては極力自分たちの考えや「こうあるべき!」みたいなものは私自身興味がない為どうでもいい。それよりも「ごめんね」「ありがとう」と「綺麗だね」「優しいね」という感情を大切にしてほしいと思う。

赤子を育てる為に必要なものはもちろん揃えた。でも親のエゴだなと思うもの(例えばオモチャや絵本)は全然揃えていない。この先もきっとそう。親として最大限サポートはするけど親がいなかったら何もできないような子には育って欲しくない。自分の人生は自分でレールをしっかりひいて例え失敗しても全然良いから自分の足で歩んでいって欲しい。

お腹の中で共にする9ヶ月の間で私は少なからず親としての自覚が芽生えた。つわりから始まり、日に日に大きくなるお腹。生まれて初めてのデベソ。ドンドンとお腹を蹴る胎動。全てが愛おしい。今まで学芸会を見て号泣する親たちを理解できなかったが今ならわかる。まるで身体の中でリフォーム工事が行われているかのような妊娠期間中。残り1ヶ月と思うと寂しくもある。そんなことを思いながらの「梅酒作り」は特別だ。

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