見出し画像

50代夫婦の距離感

そういえば意図的ではなかったのですが、これまでに4本記事を書いてきて、家族のことに少しも触れていないことに気づきました。

ちなみに、結婚20年の夫がいます。子どもはいません。

お互い仕事をしていることもあり、結婚当初から財布は完全に別々です。お互いの収入は、だいたいの金額しか把握していません。

家賃は折半。電気代と水道代は私が、ガス代とネット代、車に関する費用(駐車場代含む)は夫が払っています。

お小遣いや金銭面で特に決めていることはなく、それぞれ自分の収入の中から必要なものを支払っています。なので、夫が毎月何にどれくらいお金を使っているかは知りません。

築30年の3LDKの賃貸マンションに住んでいて、夫婦ともに自分の部屋があります。家にいるときは、夫は自分の部屋、私はリビングか仕事部屋で過ごしており、普段はほぼ別々に過ごしています。

今は、1か月に2度ほどまとめ買いのためにスーパーに行くときは一緒に出かけますが、それ以外で一緒に出かけることはあまりありません。最近では、昔よりも一緒に出かける頻度は格段に減りました。

週末など、2人とも家にいるときは、できるだけ食卓で一緒にご飯を食べるようにしています。でも、食べるものは基本的にそれぞれ自分の分を自分で用意します。

家事の分担は、厳密に決めているわけではありませんが、私が風呂掃除、夫がゴミ捨てなど、なんとなく自然に分担されています。

年末年始は、それぞれ別々に自分の実家に帰ります。

こんな感じで、生活の上では結婚当初からわりとお互いの境界が明確に分かれています。

それでも、長い間、基本的には何でも包み隠さず、夫に話すようにしていました。というより、夫婦なので、何でも話さなきゃいけないように思っていました。

私は思い立ったらすぐ行動するタイプで、いいアイデアを思いついたときには嬉しくなって、経過の段階からついつい細かく報告してしまうところがあります 笑。

でも、ここ数年ほどで、意図的にそれをやめるようにしています。

そのきっかけは、数年前、コロナの時期と私の更年期の始まり、そして夫の部署異動が重なり、2人とも疲弊し、カオス状態に陥り、離婚危機に陥ったことです。

そのときに、一見独立しているようで、実は私の方が精神的に依存しすぎていたのかもしれないということに気付きました。

最近では、心の動きや行動など、何でも逐一話すのではなく、話す内容を選び、選んだ内容についてもある程度まとめてから結果だけを伝えるようになりました。あるいは、あえて話さないことも増えました。(ちなみに、noteを始めたことも話していません。昔だったら喜び勇んで話していたでしょう笑)

数年前のカオス状態のときよりも、今のほうが夫婦関係は改善されてきたような気がするので、50代になった今、むしろこれがちょうどいい距離感なのかな?と思っています。

それに、長年の結婚生活を経て、お互いの方向性が変化していくのは当然ですしね。

いろんな意味で、自分の足で立つようにしないと、と思っている今日この頃です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?