それも、立派なウェルビーイング
小3女子。
クラブチームの活動や習い事、子ども会の活動が忙しくなってきた。
授業が増え、宿題が増え、ここからどんどんスケジュールが埋まってゆくのがみえている。
ひとりっ子で育ったからか、のんびりしている。人と比べないし、競争もしない。とは言っても、試合などを経験してくると、競争を意識せざるを得なくなってきた。試験や検定などが迫って来たり、友だちとのイザコザがあると、
家で爆発する。担任は一度も怒ったところを見たことがないそうだが。
口は達者だし、爆発して大泣きするし。
それをワタシは一手に引き受ける。
夫や外には見せない知られざる一面。
高齢出産だったから、体力が追いつかず、
極力省エネ育児。怒ると体力を消耗するから
命に関わることと、人に迷惑をかけること以外はしょうがないで流してきた。
カフェにも変わらず幼児を連れて行った。周りに迷惑をかけないため、iPadにアンパンマンをたくさん入れて、ヘッドホンをして見せておいた。アンパンマンはカフェ用にしていたから、話をしている両親より静かに、ここぞとばかりに集中していた。お出かけのときはiPadさえあれば、騒がない、退屈しないで、親子共々快適なのだ、今でも。
とはいえ、幼児、小学生を育てる親の間では
子どものYouTubeやゲームは問題になっていて何歳からスマホを持たせるかも悩ましい課題である。
我が家も隙あらば、自分専用のiPadで流行りのYouTubeを見る始末。
カフェで、iPadに子守りをさせてしまったのは他でもないワタシ自身なのたが、すぐiPadを手にすることには、ときどき小言を言ってしまう。
夏休み、家族ぐるみでお付き合いのある家族と旅行に行った。保育園時期に同じアパートにすんでいた一歳違いの友だちはいとこのような存在で、一人っ子同士にとっては姉妹を体験するに最適な関係だった。
我が家が引っ越して、離れてしまったけど
毎年旅行や遊びに出かけていて、子どもたちも
一緒に遊ぶのを楽しみにしている。
今回、我が家の小3は、譲る、相手に合わせることを実践したようだった。大好きな友だちだからこそ、やりたかったようだ。しかし。
小3の思いやりは小2には伝わらず。
思いやりの一方通行や気配りのギブアンドテイクが噛み合わないと言うことは大人でもよくある話。
小3の顔が曇りつつもなんとか仲良くやっている。母として、わかるところもあるが、わからないところもあって。見守ることにし、無事自宅まで辿り着いた。
自宅についた途端、ソファに飛び込み、
ヘッドホンをしてiPadを観始めた小3。
「おーい!着替えや簡単な片付けがあるでしょ?」と言ったら、なんと、、、。
「今日はずーっと我慢してきたの。お姉さんして、譲ってきたり、間違ってることを優しく教えたりしたのに、ヤダって言われたり、違うって言われて。疲れたの!!!」
今にも泣き出しそうになりながらの反論。
「ヘッドホンして、iPad見たら、気持ちが落ち着く。気持ちを直すから、ひとり時間を過ごさせて。」と。
気分の悪さを伝え、自分の気分を整える時間を確保し、気分を直すための方法もちゃんと知っている。その方法がヘッドホンiPad。
小3にしてウェルビーイングを知ってる。
とはいえ小3。
バランスなんて取れない。
そればかりではやはり困る。
先日、発熱でやむなく欠席した日があった。
夫が在宅だったから任せたら、なんと夫は
休みを取り、ずっと寝ていて放置された小3。
案の定、5時間ずーっとYouTubeを観ていたらしい、、、。
ワタシはYouTubeを気分転換にしか見せないし
宿題や練習をさせるので、大好きなYouTube三昧がどうだったか聞いてみると
「YouTubeずっと観れたのは良かったけど
疲れたし、暇だった」と。
ちょっとホッとした。
ヘッドホンiPadという自分時間。
小3のウェルビーイング。
サポートは記事を書くための調査や、スキルアップ、ご機嫌でいるための活動に役立たせていただきます(^^)