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エミール・ガレとガラスの魅力

こんにちは。mikaです。

参加させていただいているメンバーシップ「オトナの美術研究会」の企画「月イチお題note」。
4月のお題は「お気に入りの美術館」です。

このお題をいただいて、お気に入りの美術館があったことに気づきました。そして、その美術館への思いを書きたくなりました。


お気に入りの美術館は、愛知県名古屋市にある「大一美術館」です。
※残念ながら現在は休館中。再開の目処はたっていません。

大好きなエミール・ガレや、アメリカのガラスアートの第一人者デイル・チフーリなどの作品で埋め尽くされている、ガラス好きにはたまらない場所です。

美しく繊細なガラスを見ていると、心が落ち着き、幸せな気持ちになります。そして、どんなに落ち込んでいても、キレイなガラスを見ると癒やされます。


エミール・ガレの作品を初めて見たのは、大一美術館ではなく、関西で開催されていた展覧会でした。(記憶が曖昧なのですが、たしかアール・ヌーヴォー関連の企画展だったような…)
そこで数点しか展示されていなかった彼の作品に、強烈に惹かれたことを今でも思い出します。

ポーラ美術館、北澤美術館、那須エミール・ガレ美術館など、関東には彼の作品を多く所蔵している美術館があります。
でも、関西在住の私にとっては、ふらっと訪れるにはあまりに遠くて。

もっと近くで彼の作品を見られるところはないか調べていたところ、見つけたのがこの「大一美術館」でした。

エミール・ガレの作品が好きな理由は、繊細さ、緻密さ、流れるような美しい曲線があることです。
ガラスの中に人々の生活や自然界の生き物など、いろんな風景がとても緻密に描かれています。

「ジャポニズム菊文鼓型花器」
しびれるほどかっこいい。
(画像は大一美術館HPよりお借りしています。)

当時、ガラス工芸というよりは「エミール・ガレのガラスが好き」で、ガラスの美しさのほんの一部しか知りませんでした。
でも、大一美術館のおかげでデイル・チフーリの素晴らしいガラスアートに出会うことができました。
また、ドーム兄弟やルネ・ラリックなど、ガラス作品のさまざまな美しさを教えてもらいました。

決して大きな美術館ではないですが、静かに落ち着いて、ガラスの美しい世界を体験できる素敵な美術館です。

また、私にとってガラス工芸は、アクセサリーを作る際にも欠かせないものです。
ガラスに装飾された美しい曲線を見て「ソウタシエコードでこんな曲線を表現するにはどうすればいいか」と考えたり、美しい模様を見て「タティングレースでこんな模様作れないかな」など、デザインを考える上で多くのインスピレーションを受けています。


最寄り駅は「地下鉄中村公園駅」で、駅からはけっこう歩きます。(駅から市バスでもアクセス可)
それでも名古屋へ行った際には時間の許す限り、足を運んでいたお気に入りの美術館です。

再開を心から望んでいます。
また訪れることができる日を楽しみに待っています。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

今はサポート不要です。もし必要なときがあればお願いするかもしれません。その時にはよろしくお願いします。