スランプとは?

トレーニングを長く続けていくと、どんな人でも必ず一度はスランプに陥る事があるのではないでしょうか?今回はスランプから抜け出す方法について考えてみます。

スランプとは調子が一時的にふるわなくなることです。色々なスランプの種類がありますが、例えば、トレーニングでいえば、ベンチプレスがいつものように挙がらないとか、いつものフォームが取れないという事などでしょう。

スランプに陥った時に多くの人が侵す過ちがあります。それはフォームを変えたり使っている道具を変えたりと何か新しいことを行う事です。

一見するとそれらの事を行う事によってスランプを乗り越えていけそうですが、実はその前にもっとやるべきことがあります。

それは、フォームを変えたり新しいことを試みる前に、現在の自分の身体の状態を冷静に分析することです。身体のどこかに違和感がないか?いつもと同じリズムやタイミングで動けているのか?痛いところはないか?疲労が溜まりすぎていないのか?という事です。

もし、上記のような要素があってスランプに陥っているのであれば、先に行うべきことは自分の身体を違和感や痛みがない普通の状態に戻すことです。その作業を怠ってフォームを変えたり新しいことを取り入れるとさらに悪循環になって長いスランプになることになります。

自分の身体を違和感や痛みなく自然に動かせる普通の状態にしてから技術的なことに取り組んでいかなければなりません。

小手先だけのテクニックでフォームをコロコロと変えているようでは本当の意味でスランプ脱出にはなりませんし、すぐにまた別の壁にぶちあたってしまうでしょう。

自分の今のフォームを動画などで撮影して調子の良かったときと違っていたら、その違いは何かをしっかりと分析することです。

少しくらい調子が悪いからと言ってすぐにフォームや道具を変えるのではなく、自分の身体の状態をしっかりと把握して、そこに何か原因があればまず最初にそこを元に戻し、それからフォーム改善や新たな意識に取り組むべきです。

この順番をしっかりと守って行えば、長いスランプに悩まされることも少なくなると思います。

また、自分の中でスランプだと思っていて悩んでいても、実はそれほどスランプではなく調子の振り幅の底辺にいることの方が多いです。

自分が一番調子が良い時を普通の状態だと思ってしまうと、それ以外の時は全て調子が悪いという感覚になってしまいます。
普段の調子は自分が一番調子が良かったときから少し下にあるという事を認識した方が良いです。

常に重たい、調子悪いというネガティブな感情を抱くよりも、軽い、動けるというポジティブな感情を持っていた方が心にも身体にも良いです。
あまり普段のトレーニングで一喜一憂せずに自分の身体の状態をしっかりと分析してスランプに陥る前に事前に対処していくように心がけましょう。

自分ではどうしても自己分析できないという場合はパーソナルトレーニングなどで客観的に見てもらう事も時には必要です。
トレーニングは楽しく継続させたいものです。スランプから脱出して楽しいトレーニングライフを過ごしてください。

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ノーリミッツ 三土手大介

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