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安全、品質、コストの絡み(設備事例1つ)ムラを出さないの上位互換100%に100%を積み上げる

 扉のついていないマシニングを事例としてあげます
 動いている設備の中に手を突っ込んで作業するというものです。
ねじ切りの前のタイミングで切削屑を設備を止めずに除去する作業がありました。安全、品質、コストすべてにおいてデメリットしか発生しません。
 

 特に勘違いしやすいのがコストです。止めて作業をした方が生産性は高いのです

 

 もう一点ムラを出さないの上位互換である100%に100%を積み上げる、この考え方も含まれています


 デメリットしかありませんが説明していきます

安全面

 誰でもわかると思いますが回転物への巻きこみの可能性があり非常に危険です。万が一労災が発生しようものなら計り知れない怪我、ロスを生みます。誰も得をしません。

品質

・正確な作業が出来ない
  (もう少し除去したいけどまぁいいか)
   妥協が生まれやすいです

・設備を止めない場合人のタイミングが合わず除去作業をしないまま作業が       進むことがある。
 いつもと違う状況下で生産されたものに対しすべての作業者が確認作業をするでしょうか?

・不良品は後工程に流れれば流れるほど損失は拡大します。
 (次工程 → 検査 → お客様)
上記2点は品質において不確定な要素を残しており測定不能のロスを生む可能性があります(全数検査、リコールなど)

コスト

 設備を止めて作業した場合30秒はかかるなと思っていても実際にはそこまでかかりません。その想定が動いている設備にてを突っ込んでいるからです。安全な環境下では20秒で出来るかもしれません。
 また早く作業をする工夫も出来て15、10秒を目指していけます。


 安全、品質で不確定な要素を残していればデメリットしか発生しません。

 絶対に安全で絶対に正確にできる環境をつくる

 100%に100%を作り上げていけるかどうかです

これが出来れば無理せず自然に生産性の高い製造部に近づいていけるのではないでしょうか

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