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💬 Design Term:UXデザイナーにとってコミュニケーションも大切な能力。フィードバックを求めてみよう。

海外で活躍したいUXデザイナーにとって、ユーザーを理解するコミニュケーション能力もとても大切なスキルです。

私はコミニュケーション能力を高めるためにSlackの様々なチャンネルを利用して他のデザイナーや、同僚に色々な質問やフィードバックを求め、より多くコミ ニュケーションを取るようにしています。また他のデザイナーが日々どのような会話をしているかチェックをしています。

今回は新しいブランドのデザインを手がけていていた場面で、考えているコンセプトの フィードバックが欲しく、同僚に意見を求める場面、また回答の英語例をご紹介します。

プロジェクトの背景の説明

最初に、メッセージの中でプロジェクトの背景の説明します。

Just some context, Aurora is a digital-ID kinda service that allows people to identify themselves to business without giving away their privacy/data unnecessarily.
ちょっと状況を説明させてください。オーロラは、プライバシーまたはデータを不 必要に提供することなく、ユーザーがサービスに対して自身を識別できるようにす るデジタルIDのようなサービスです。

💡Just some context
コンテキストとは、事情、背景、状況などの意味を持つ英単語です。ここでは、「ちょっと状況を説明させてください」と訳しました。プロジェクトの背景を簡単に説明する時によく使われています。
💡"Product Name" is a digital-ID kinda service
”製品名”はデジタルIDのようなサービス です。
「kinda」はカジュアルな表現です。「kinda」は「kind of」を短縮した表現なのですが、色々な意味で使えるスラング英語です。「kinda」はそのまま「カインダ」と発音します。

ムードボードを制作した後、フィードバックを求める

Attached is the mood board for the Aurora Branding. I will continue to utilise this mood board. 
添付されているのは、オーロラのブランディングのムードボードです。このムー ドボードを修正していきたいと思っっています。

What we sense from looking at this mood board are reliability, simplicity and stability. 
このムードボードを見て私たちが感じるのは、信頼性、シンプルさ、そして安定性 です。

I’d like to create a pictorial and abstract logo, play with the letter A in Capital letter and explore lock and vault.
大文字のAの文字で遊んで、錠前と金庫室などを現した抽象的なロゴを作成したいと思っています。

I’d also like to play with some gradient effects as I’d love to try to add an image of a halo in the background.
また、背景にハローの画像を追加してみたいので、グラデーション効果を試してみたいと思います。

Finally, I think the bold typography indicates a sense of stability and safety.
最後に、大胆なタイポグラフィは安定感と安全性を示していると思います。

Feel free to review and pass back any further comments you have.
ご意見がございましたら、お気軽にご確認ください。

質問に対しての回答の英語例

Looks really good. Thanks, Name.
とてもいいです。ありがとう、名前。

I'm curious about the colour palette selection. What the teal and soft green tells us about Reliability, Simplicity and Empowerment? 
カラーパレットの選択に興味があります。なぜティールとソフトグリーンは、信頼性、シンプルさ、エンパワーメントを表すのでしょうか?

I know we don't have to be settled on colours now, but just interested to know the story behind the colour selection here, so we can explain it well to our client when he first sees it.
今は色にこだわる必要はないのはわかっていますが、ここで色の選択の裏話を知りたいだけです。そうすれえばクライアントが初見した時に上手く説明することができます。

ロゴデザインのフィードバックを求める

Looked into more of an abstract logo as it doesn’t have to contain the symbol of security. They wanted to explore the notion of fluidity/friction, moving through society fluidly.
セキュリティのシンボルを含める必要がないため、より抽象的なロゴを検討しました。彼らは、流動性/摩擦のない、社会を流動的に移動するという概念を探求したかったのです。

I kept the gradient effects like colour and use of gradient well received. These logos work better when they are scaled down as they are more solid.
グラデーション効果を色として維持し、グラデーションの使用は好評でした。これらのロゴは、よりしっかりしているため、縮小するとうまく機能していると思います。

I’m using the same typeface as they liked the font, but explored lowercase.
フォントが気に入ったのと同じ書体を使用していますが、小文字を使用してみました。

Any feedback would be greatly appreciated!
フィードバックをいただければ幸いです。

質問に対しての回答の英語例

Thanks for all your work so far and sorry for my delayed response! 
これまでのすべての作業に感謝します。そして応答が遅れて申し訳ありません。

Loving the leading direction. It’s definitely the best of the lot.
先導的な方向を愛する。間違いなく最高です。

They’re looking great!
とってもかっこいいです。

Let’s talk through your leading logo concept.
主要なロゴのコンセプトについて話しましょう。

I like where it’s going, but I’m getting caught up on a few things:
私はそれがどこに向かっているのかが好きですが、私はいくつか気にかかることがあります:

スケーラビリティについて

This logo feels a little thin to me. The example logo marks on your moodboard are all filled or have thicker strokes, which make them more scaleable. It also makes them feel more reliable. 
—スケーラビリティ:このロゴは私には少し薄く感じがします。ムードボードのロゴマークの例は、すべて塗りつぶされているか、ストロークが太いため、よりスケーラブルになっています。それはまた彼らをより信頼できると感じさせます。

Please consider that this mark will be placed on tiny things like buttons on a mobile site and maybe even a favicon. At those sizes, the logo might look frail.
このマークは、モバイルサイトのボタンやファビコンなどの小さなものに付けられることを考慮してください。これらのサイズでは、ロゴが脆弱に見える場合があります。

💡スケーラビリティとは? 拡張性という意味です。 システムやネットワークなどが、規模や利用負荷などの増大に対応できる度合いのことを指します。

This might be too detailed, but I notice the width of the spiral got thinner. I personally prefer the chunkier one of the two. It feels stronger, more weighted and has a sturdier stance. It’ll also probably look better at smaller sizes.
これは詳細すぎるかもしれませんが、スパイラルの幅が薄くなっていることに気付きました。私は個人的に2つのうちのより分厚い方が好きです。それはより強く、より重く感じられ、より頑丈なスタンスを持っています。また、小さいサイズでも見栄えが良くなる可能性があります。

バランスについて

The logo feels top-heavy or tall. Just an observation. The scale between the mark and the type feels unbalanced. The mark feels too large.
気付いたのですが、ロゴはトップヘビーまたは高すぎに感じます。マークとタイプの間の目盛りが不均衡に感じられます。マークが大きすぎだと思います。

💡Just an observationは「気付いたのですが」とさり気なく切り出す際の英語表現です。

The contrast in size between the brand mark and the lettering (1.0) feels off. Can we either scale the brand markdown or increase the font size?
ブランドマークとレタリング(1.0)のサイズのコントラストが感じられます。ブランドマークを縮小するか、フォントサイズを大きくすることはできますか?

プロキシミティについて

The type feels too close to the mark, giving it little or no breathing space.
タイプがマークに近すぎると感じ、呼吸スペースがほとんどまたはまったくありません。

💡プロキシミティとは?(Proximity)時間・空間・関係が近いことを表します。

モックアップを作って欲しい。

Once you’ve landed on something, it would be great if you could mock them up in-use (ie. a button on a mobile site) and on print media (ie. a business card or billboard) so our client can see it in context.
何かに着陸したら、使用中(モバイルサイトのボタンなど)や印刷メディア(名刺や看板など)でそれらをモックアップして、クライアントがそれを確認できるようにするといいと思います。

フィードバックに対応しよう

Thanks for your feedback on the Aurora logo.
オーロラのロゴについてのフィードバックをありがとうございます。

I think we were going to show them the basic brand guide on Friday. The logo contains typography and colour anyways.
金曜日に基本的なブランドガイドを紹介するつもりです。ロゴにはタイポグラフィと色が含まれています。

Would you be able to tell me what do you mean by a button on a mobile site?
モバイル・サイトのボタンとはどういう意味ですか?

As per the user flow, people will first likely see Aurora as a button on a car rental’s website just before they pay for it.
ユーザーフローによると、人々は最初に、料金を支払う直前に、レンタカーのWebサイトのボタンとしてAuroraを見るでしょう。

Seeing the logo in a UI button on a website will give us a good indication of what it looks like when it’s scaled-down.
ウェブサイトのUIボタンにロゴが表示されていると、縮小したときにどのように見えるかがわかります。

I’m happy to explore different versions that are filled or with thicker strokes to make them feel more reliable.
信頼性を高めるために、塗りつぶされた、または太いストロークのさまざまなバージョンを試してみます。

I’m happy with the balance of the logo but I will play around the thicknesses of strokes so that might help as well.
ロゴのバランスには満足していますが、ストロークの太さを試してみることもできます。

It might lose the metaphor of a keyhole and might make it feel a little imbalanced. 
鍵穴のメタファーを失い、少し不均衡に感じるかもしれません。

I will tweak the logo to be smaller to give some breathing space.
ロゴを微調整して、呼吸スペースを確保します。

Let’s knock those mockups out and pitch the direction to the client tomorrow, but we may come back to it to fine-tune in the upcoming week. Thanks!
それらのモックアップをノックアウトして、明日クライアントに方向性を示しましょう。来週中に微調整する可能性があると思います。ありがとう!

まとめ

フィードバックをしたり、受けとったりする行為はチームメイトのデザイナーたちの成長を後押し、また自分自身の成長につながっていくと思います。

メルボルンを拠点にビジュアル・デザイナー、UXスペシャリストとして働いています。 主にデジタル・プロダクトの制作に携わっています。



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