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祖母が何気なくやっていた事

物入れの整理でもと片付けていたら、昔に使っていた留守録付き電話が出てきて、なんとなく録音内容を聞いてみようと再生すると、他界した祖母の音声が流れました。
20年前に祖母は近所に住んでおり晩御飯を食べによく行っていたのですが、仕事が忙しくなり帰宅が遅く晩御飯を食べに行けない日が続きました、それを心配しての伝言でした。
それを聞いて亡き祖母のいろいろな事を思い出しました。
祖母の家でご飯を食べていた時の事です、台所にいた祖母が「ありがとうな」と声をかけていたのです。
台所には祖母の他には誰も居なくてあれっと思い台所を見てみると、何回も再利用していたペットボトルを捨てているところでした。
役目を終えたペットボトル、ゴミです。
でも、最後に労いの一言をかける。
祖母にとっては特別な事ではなく、何時もしていることなんでしょう。
日本は全ての物に神さまがいる【八百万の国】と言われますが、それを意識せずに自然と行動してる、なんかいいなと思うのと私も物や人にもそうありたいと思いを強くしました。

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