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再録本『diablogue.』 構成とInDesignのはなし

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ブログの写真はこんな感じでまとめて保存してあったんですが、テキストどうやって吸い出そうかと。いろいろやってみたんですが、ブログに付随してたPDF作成サービスは、数ヶ月分吸い出したら容量オーバーしたのであきらめて、写真が映えるものだけに限ってピックアップして、ちまちまとコピペで移植しました。コピペ先はリフロー処理にしたInDesignファイル。ここにとりあえず記事を流し込んでいきます。

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とりあえずざーっと流し込んだら、300ページ超える感じだったので、そこからさらに100ページくらいにおさまるように記事を間引きました。ワードに流し込むのと同じ感じで、ページ構成のシミュレーションできるので、リフロー機能便利です。

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で、そのファイルをそのまんま入稿用にできるかというと、できはするんですが、テキストや画像の位置を自由に決められないのがやりづらいので、結局またゼロから配置しなおしました。リフローでも自由な位置に配置できるんですが、試行錯誤がほんとにやりづらいので(思考を制限される感じがして)。両方やってみると、イラレメインのデザイナーとインデザメインのデザイナーで話が噛み合わないのよくわかります。あとへんな設定が残っていても面倒なので。というわけで、ファイルを2回つくっています。

 ノドのアキと、天地小口のセーフティラインを兼ねたマージンを決めただけで、あとはフリーダムに配置してます。で、写真の比率だけ、黄金比または白銀比でトリミングすることにしてます。なんでかというと、適当にトリミングすると、だいたいどっちかになるので(普通にトリミングすると白銀、ちょい横長ぎみにトリミングすると黄金になりますね)、微妙に違うと気になるので揃えてしまおうと。デザイナーにトリミングさせると、だいたいそうなると思います。

比率の計算は、このサイトが便利だったのでよく使わせていただいています。

https://voidism.net/metallicratio/

黄金比とかいうと、専門的で難しそうな気がしますが、要はセンスを数値化したものなので(しかもいにしえより受け継がれたという実績のある)、考えるのがめんどくさいときに使ってます。使いどころはこの本に書いています。

https://alice-books.com/item/show/2755-23

再録本で気になるのは解像度だと思いますが、あがってきた現物みた感じだと、写真みたいに階調があるものなら、150ppiくらいでも大丈夫のようです。『チノ語録』でみた感じだと、白黒線画みたいに、本来モノクロ2値で入れたほうがいいようなものは、250ppiくらいあったほうがよさそうな感じでした。それもまあ、よく見るとピクセルが見える、という程度だったので、最低200ppiくらいあったらどうにかなりそう。InDesignの場合、プリフライトプロファイルを改造すると、低解像度のものを教えてくれるので、いちおうそういうのがどれくらいで、どこにあるかというのだけ、把握だけしとくとよいかもしれないです。

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比較的大きめサイズで配置するものについては、元写真を探し当てて入れ替えたりしたんですが、重要度が低そうなものとか、オリジナルがどうしても見つからないもの(たぶん写真断捨離のとき捨てた)は、低解像度のままいってます。

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このページの上から2つめは、とうとうオリジナルが見つからなかったので低解像度のままいったものなんですが、言われないとわからないと思います。

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写真は2色に分版するわけなんですが、トータルで300枚くらいあったので、さすがにアクション組みました。

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CMYK変換してチャンネルミキサーでイエローとブラックを空にするセットです。

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1がオリジナル、2がイエローとブラックを空、3がトーンカーブ調整イン、4がレベル補正でシアンだけマシマシにしたもの。

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チャンネルミキサーで空にするだけだと、写真のコントラストが弱かったりするので、そのへんは個別調整がいります。

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シアンインキより淡い青で印刷する関係で、そのインキ100%で出したいところは、シアンが100%近くなるまであげたりしてます。このへんのさじ加減は、2色刷りやりたおすとわかってきます。

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右上の写真の空の一番暗い部分は、シアン100%になっているので、ほぼインキの色がそのままでてます。

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この藤色になっている背景は、シアン75%にマゼンタ30%くらい混ざってます。ここはあえて水色じゃなく藤っぽく調整しました。

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アネモネの葉、シアン50%にマゼンタが10%混ざってこういう色が出てます。インキにイエロー要素はないのに、緑色に見えるって不思議です。人間、いかに相対的にしか色を見てないかわかります。ほかにもイチゴのへたとか、君子蘭の葉とか、緑に見える色があるので見てみてください。

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こういう、そもそも黄色をあんまり使っていない画像は、シアンとマゼンタであまり遜色なく表現できます。金魚の写真のノド側のエッジの紫は、シアン80%マゼンタ60%くらいです。

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入稿するときに、このインキで刷ったらこんな感じで一段浅くなると思いますがOKです、を伝えるために、インキの色でシミュった画像つけました(全部じゃないです。雰囲気が伝わればいいのでピンポイント)。こういうシミュレーションのやりかたは、『TWO-COLOR PRINTING RESCUE BOOK』にもあります。この本、完売していたんですが、印刷所がやばいことになってたので、再販かけていまだけあります。お早めに。

https://alice-books.com/item/show/2755-14

https://alice-books.com/item/show/2755-28


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