【書評】『感性のある人が習慣にしていること』

●『感性のある人が習慣にしていること』を読みました

いつものようにKindle Unlimitedで良い本がないかと探している中で、『感性のある人が習慣にしていること(SHOWKO)』という本を見つけました。以前に『センスは知識からはじまる(水野学)』という本を読んでおり、この本が非常にためになる良い本でした。"感性"と"センス"という近しい意味合いの言葉がタイトルに含まれていたため、こちらの本も有益な本ではないかと思い読みました。

『センスは知識からはじまる(水野学)』は過去に下記の記事で話題にしていますので、よければこちらもどうぞ。

●内容

本書では感性のある人を『答えの出せる人』と定義しています。私としては、明確な正解がない物事に対して、なぜそうであるのかを自分なりの言葉や行動で説明できるということだと理解しました。
例えば、ある飲食店に行った時に、基本的には食器の中に盛り付けられるいる料理に目が行きがちですが、食器そのものに注目してなぜその食器が選ばれているのかを考えてみることです。そうすると色や形が料理を引き立てて美味しく見せているかもしれませんし、口当たりがいいグラスであれば何がそうさせるのかを考えることができます。本当の正解は飲食店側にしかわかりませんが、自分なりの考えでそれを説明することができます。そういったことを積み重ねていくと、感性がある状態に持っていくことができます。

そして、感性を養うために、観察・整える・視点を変える・好奇心を持つ・決めるということの重要性が必要な習慣として記載されています。先の食器の例もそうですが、普段何気なく利用しているものでも、じっくりと観察せしてなぜそうなのかを考えていくと、見方が多様化し、多面的に把握することができることで感性を養っていけるということが丁寧に書かれています。より詳細な内容は本書を読んで確かめてみてください。

●まとめ

この本を読んで私も外食時じ食器を見たりしてみました。明確なこたえを出せているとは言えませんが、ただ食べるだけということ以外の別の視点で食事を見ることができました。継続できているわけではないものの、こういった普段と別の視点で物事に向き合っていき考えるということを実践できるようになればいいかと思います。

また、冒頭に『センスは知識からはじまる』と共通するものがあるというのは当たっており、さらには以前に読んだ『自分の意見で生きていこう(ちきりん)』にも共通する点がありました。こうやって過去に読んだ色々な本の内容がリンクしていくというのは面白く、読書の醍醐味というものを感じました。一度得たはずで忘れかけてしまっている知識を掘り起こせるという読書の楽しみ触れられたのと、noteの記事に残すことでそれを言語化できていた経験が活きたので、この習慣は大切にしていきたいです。


●レッスン記録 2023年7月1日

【レッスン曲】
1:25のエチュード Op.60-24/M.カルカッシ
2:25のエチュード Op.60-25/M.カルカッシ

1: 25のエチュード Op.60-24/M.カルカッシ

前回のレッスンで後半部分を中心に取り上げたことを踏まえ、今回は全体を通しての演奏をしました。強弱などにも気をつけつつ、致命的なミスもなく、無難な形で曲をまとめることができたと思っています。

先生としても多少気になる点はあるものの、あとは個人の練習で改善できる部分ということで、レッスンについては今回で終了となりました。
これでカルカッシのエチュードは残すところ一曲となったわけですが、最後に相応しい難曲であり、レッスンを終えられるまで時間がかかりそうです。

2: 25のエチュード Op.60-25/M.カルカッシ

前回のレッスンでは楽譜全体の6分の1程度の部分である始まりと部分までだったので、まずは自宅で最後まで楽譜を演奏してみました。
感想としては曲自体が長く大変であるのと、似たフレーズが何度も出てくることで練習が難しかったです。一度演奏のために楽譜から目を外して手元を見て、その後に楽譜を見るとどこかわからなくなるという事態に陥り、練習がうまく進みませんでした。

発見としては、4小節が一つのフレーズとしてブロッックごとに分けられる部分が多いので、そのブロック単位で考えることができることに気づけたことです。ちなみに、使っている楽譜では1段で3小節なのですが、4小節で1ブロックということを踏まえる中途半端に段が変わってしまい、これが楽譜を追えなくなることにつながっている気がします。曲としてほとんどの音符が16分音符でであるため、1段あたりの小節数を増やすと見辛くなってしまうのもわかるのですが、これが1段2小節になれば随分弾き易く、わかり易くなると思いました。その分楽譜のページ数が多くなるので、楽譜の見やすさとページ数はトレードオフの関係ですね。

途切れながらも全体を通すことができたので、次はゆっくりでいいので途切れず演奏することです。上記の内容により練習にはかなり手こずっていますが、次回のレッスンまでに演奏できるようになることを目指します。これに強弱をつけてテンポを上げることを考えると先はまだまだ長そうです。





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