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はじめまして 住宅を設計しています

私は福井県の田舎町で主に木造住宅の設計をしています。
自然の中で「素朴」で「素直」な「素材を生かした」住宅を、美しく作りたいなと日々腕を磨いています。
そして住む人に毎日心地よく、長く過ごしてもらえる空間となるように提案しています。
そこには大きく分けて3つの要素があり、それぞれ『静』『動』『感』と言えるでしょうか。

『静』ー心が豊かになれる空間
『動』ー適切なゾーニング
『感』ー時が経っても美しくあること

『心が豊かになれる空間』
人間は自然の環境と調和して生活できるのが理想的だと考えています。庭という自然を常に建築と同時に考えるのもそのためです。また、内装にも「木」「土」「紙」「石」など、素材の特製を活かした仕上げを採用しています。心身の安定のためにも、生活の中で適度に自然を感じられる計画をするように心掛けています。

『適切なゾーニング』
敷地の中で建築を計画していくわけですが、そこで営まれる暮らしを考える時、敷地の周囲の環境も深く読み取らなくてはいけません。それを踏まえて外部と内部をどのようにつなげるのか、あるいは空間の大きさやバランス、適切な人の動きや気配、明るさや落ち着きといった感覚など、日常のさまざまな生活の場面を想定しながら、理想の暮らしを図面に落とし込むように努めています。

『時が経っても美しくあること』
住宅は家族のものですが、街にとっても共有の財産となります。本物の素材を使い、品のある佇まいで、気候風土に合った、生活の変化にも対応できる懐の深いものにすべきだと考えています。それが時間とともに街に溶け込み、愛着が生まれ、世代を超えて親しまれる住宅となると考えています。

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そんなことを考えながら、設計する住宅のあちこちに『静』『動』『感』を散りばめるようにしています。
ここではそんな日常の考え事や気付いたことを、ひとり言のように書き留めていきたいなと思っています。

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