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人生迷ってるよ。でもちょっといい日だった。

人生には必ず「転機」ってやつがある。
それはふいに訪れ、その瞬間に迷いなどなく「あ、この道に進もう」と心が勝手に決める。
その転機にはいつだって「誰か」の「刺激」があった。

今日は久しぶり(?)に代官山を訪れた。
私たち(ノイズとコトバニ共著:鉄粉が舞う、夜明け)の詩集を買ってくれたアーティストの方が初の絵の個展をやるということで、遊びに行ったのだ。

少し曇った空の下、それでも明るく突き抜けた街がそこに広がっていた。
むんとする空気に触れて、真夏の代官山をあまり知らないなと感じた。

人生で自分がはっきりと認識しているる人生の転機は、2022年から2023年にある。代官山で働いていたあの一年は激しくあっという間に過ぎ去ったし、やりたいことをひたすらやっていた気がする。

結果がどうあれ、あの時間は無駄ではなかったし、糧になってる。
いい出会いと経験しかなかった。

その転機は、そのとき知り合った子の激しい刺激と、底抜けに明るさに憧れて、「これだ!」と何もかも運命的な出会いと直感を信じて進んだからだと思う。

ここ最近ずっとモヤモヤと黒々とした感情が渦巻いていて、正直かなり落ち込んでいた。
今日も1人で代官山を歩きながら、自分の表情と心の暗さを自分で感じて内心どうしようかと焦ってた。

1人で代官山を訪れたのが今日は逆に良かった。
曖昧に愛想よく笑ったりせず自分と向き合えた。
普段行かない店を訪れたし、近況報告をしながらいろいろ整理できたと少し感じる。

やりたいことをやる、やれることを精一杯やる。
大事なことを思い出させてもらって、胸に刻んだ。

人生は不思議なもので、いろんな「縁」でできている。そんなこと当たり前だと思うかもしれないが、恐ろしいくらいに事実以上にそうなんだよ。誰かのたった一言、今まで接点のなかった人との出会いの瞬間、小さな発見で人生の進む道はあっけなく変わったりする。あっさり方向転換したりする。

進んだ道に間違いなんかなくて、悪い思い出もいつかはただの思い出になるし、そうなったときそれらすべて良い経験になるんだよ。

そしてその中には無数の「良い出会い」「縁」があることを忘れてはいけない。

わたしは代官山がすきだ。
行くたびに思い知る。あぁ、すきだなぁと。

代官山で働いていたあの一年は本当に楽しかった。本当に仕事してるの?ってくらい楽しくて密度濃くて、良い出会いと経験があった。

楽しいってことは、自分がやりたいことをちゃんとやれてて、良い波動が流れ込んでいるんだとおもう。
そんな経験はそれが初めてだったし、それは自分にとって確実に正解だった。

またそんな風に生きたいなぁと思ってぼんやり空を見上げた。湿った空気の中に混じる潮の香り。

人生に迷ってる。
ただ、芸術ってのはいつだって心を清めてくれるなぁと感じました。
今日が少し刺激的で、何かが変わったのは確かだから。

前を向いて進もう。
どうなるかわからないけれど。

心の瞬間の共鳴にぼくは文字をそっと添える。無力な言葉に抗って、きみと、ぼくと、せかい。応援してくれる方、サポートしてくれたら嬉しいです……お願いします