寒波に負けじと

家では暖房を使わず窓を全開にして、外ではペラペラの作務衣とただの下着上下だけで、それぞれそんな調子で日々を過ごしている。当然ながら寒い。ただこれで良いのだ。冬は可能な限り堪能したい。暖房を使ったり、厚着をしたりしては、折角の冬が何も面白くなくなってしまう。それに加えて電気代が嵩んだり、何かとモサモサした服装になって身動きが取りづらかったりもしてしまう。

そんな私だが、流石に今日は堪えた。今日は、どうだろう、合計で15キロ程は歩いただろうか。哲学カフェへ行ったり、某市役所前で座り込みをしていた人達の集まりに参加したりして、延べそれ位は歩いた気がする。しかし結局終始寒さが和らぐ事はなかった。この寒さは間違いなく今冬一番を更新している。風が冷たい。雪は降る。当然ながら指は冷たい。途中些かフラフラとしそうになったりもした気がするが、何とか帰宅する事が出来たからよかった。いや、これは危ない。

某市役所前で座り込みをしている、と聞いて、いや、本当にご苦労な事だと思った。正直彼らの思想に関しては、私の諸々の知見の浅さも影響して、肯定も否定もするに至らないという微妙な感想しか抱けなかったのだが、聞くところによると一年以上毎週決まった時間に座り込みをしていると言うのだから、尊敬する。自然は厳しい。暑くて倒れそうな時もあれば、寒くて倒れそうな時もある。ずぶ濡れになる時だってあるだろう。それを踏まえての座り込みなのだから相当だ。そこまで行動している人達なのだ。素朴な願いなのだが、どうか少しでも彼らにとって居心地の良い社会が訪れれば良いと思う。願う事しか出来ないのだが。

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