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人種について思うこと

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アメリカに住んでいる中で感じる、人種についてのまとめ。
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人種というレッテルを貼る前にひとりの人間として認識したいし、されたい。

人種というレッテルを貼る前にひとりの人間として認識したいし、されたい。

今住んでいる場所が全体的にアフリカン・アメリカンの人々が多く住んでいるところで、道を歩けばすれ違う人はほぼアフリカン・アメリカンだ。

もう住んで7ヶ月になるので知り合いも多くなり慣れたが、住み始めた当初は正直ものすごく居心地が悪かった。少し外を歩けばじろじろ見られる。ただの思い過ごしかもしれないが、わたしに向けられる目は明らかに歓迎のそれとは違う。

”アメリカに行って良かったと思うことは、じろ

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知らない間にすり込まれていた人種の固定概念について。

知らない間にすり込まれていた人種の固定概念について。

ブロードウェイ付近を歩いていると、ミュージカルの宣伝広告が次から次へと目に飛び込んでくる。ニューヨークへ来たばかりの頃、そのうちのひとつに目が留まった。

広告はオペラ座の怪人。今年で34周年を迎えたブロードウェイで一番のロングラン作品だ。ミュージカルのワンシーンを切り取ったであろう写真にはメインキャラクターの怪人とクリスティーヌの姿が写っている。

ここでわたしの頭に一番最初に浮かんだ言葉は、

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