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クリエイティブになるための読書(72週目)

『パターン、Wiki、XP』を数年ぶりに再読、読了。仕事で、ある情報群を整理したくなって、情報整理の原理・原則的なことに触れたくて読んだ。結局、試行錯誤したというだけの人ではなく、簡単な仕組みでも、それを実装した人たちに敬意を持ってしまう。

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クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越しをして、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて、消化中。時々、古書店で手に入れた本を混ぜながら。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

ときどき、詩経。途中まで、ユーミンの曲かと思ったよ。

氓之蚩蚩  氓の蚩蚩(しし)たる
抱布貿絲  布を抱いて絲を貿(か)ふ
匪來貿絲  來って絲を貿ふに匪(あら)ず
來即我謀  來って我に即(つ)いて謀るなり
送子渉淇  子を送りて淇を渉り
至於頓丘  頓丘に至る
匪我愆期  我期を愆(すぐ)すに匪ず
子無良媒  子に良媒無し
將子無怒  將(こ)ふ子怒ること無かれ
秋以為期  秋を以て期と為さん

流れ者のあなた、一見誠実そうですね、わたしの村に来て糸を売っているあなたは、実は糸を売るのが目的ではなく、わたしを口説くのが目的だったんですね、あなたに従って淇水を渡り、頓丘に登りましたね、あなたの気持ちにすぐ応えないわけではありませんが、あなたには手ごろな仲人がいません、怒らないでくださいね、秋まで待ってください

氓:捨てられた女の嘆き(詩経国風:衛風)|漢詩と中国文化

評論

今週はわけあって、「おくのほそ道」。今週は石巻まで。

農業、貿易、住宅の解決について、1980年頃までに、ここまで論じられてたとは…。日本の為政者は何をしてきたのか……。

物語

この読書枠に、こうした著名な作家の作品を集めた短編集はほんとありがたい。はずれも少ないし。

実績

太字は、気になったもの、気に入ったもの

2024/7/29(月)
・【詩】はくちょう/結婚行進曲/鉛の塀(「現代詩の鑑賞101」)川崎洋
・Wikipedia(「パターン、Wiki、XP」)江渡浩一郎
・【物語】ガリー人の制度と風習(「ガリア戦記」)ユリウス・カエサル

2024/7/30(火)
・【詩】冬木(昭和三十七年―四十年)佐藤佐太郎
・Wikiの現在/時を超えた創造の原則(「パターン、Wiki、XP」)江渡浩一郎
・【物語】あによめ(「10分間の官能小説集2」)睦月影郎

2024/7/31(水)
・【詩】すえたる菊/亀/笛/冬(萩原朔太郎)
・【評論】「第三次農地解放のビジョン」(「大前研一の新・国富論」)大前研一
・【物語】葛飾(「昭和の名短篇」)吉行淳之介

2024/8/1(木)
・【詩】氓(衛風)(「詩経・楚辞 ビギナーズ・クラシックス 中国の古典」)牧角 悦子
・【紀行】門出/草加/室の八島/日光/那須野/黒羽(「おくのほそ道」)松尾芭蕉
・【物語】妖天女(「10分間の官能小説集2」)藍川京

2024/8/2(金)
・【詩】無題/更くる夜/つみびとの歌(「中原中也詩集」)中原中也
・【紀行】雲巌寺/殺生石・遊行柳/白河の関/須賀川/信夫の里(「おくのほそ道」)松尾芭蕉
・【物語】泥海(「昭和の名短篇」)野間宏

2024/8/3(土)
・【詩】砂漠の地(「アメリカ名詩選」)ロバート・フロスト
・【紀行】飯塚の里/笠島/武隈の松/仙台・宮城野/壺の碑/末の松山/塩竃/松島/瑞巌寺/石巻(「おくのほそ道」)松尾芭蕉
・【物語】血頭の丹兵衛(「鬼平犯科帳(一)」)池波正太郎

これまで読んだリスト

(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)

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