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クリエイティブになるための読書(29週目)

クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は、無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから選んでいたが、最近は、もっぱら図書館で借りている。返却日が近づいてきたら、ググって調べた短編小説、短編作家、評論家を図書館の図書検索に入れて該当があれば予約する。詩/評論/物語のカテゴリでそれぞれ2作品くらい予約する。その他、図書館内にめぼしい本があれば、予約した本と合わせて借りている。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

最近、必ず図書館から借りてくる『世界名詩集』。今回は、パウンドの詩が特によかった。また次回は、日本人の詩も漁ってみようかな。誰がいいだろう。相変わらず、日本人の詩人を多く知らない。

評論

もう少しで読み終わりそうな『死を見つめる心』。日本に生まれてよかったと思うのは、西洋文化と東洋文化が融合しまくっているところだ。それは宗教にも言える。両方に信心深い人たちがいて、その領域から発言してきた文化人も、文学作品もある。「死と宗教」の関係を考える時、日本に生まれたから、それぞれの理屈がすんなりと飲み込みやすいことが多い、と思う。きっと誤解もあると思うが、「死と宗教」方面の学習をだいぶ省略できてよい。

物語

今週末、図書館から借りてきた『奇想博物館』がおもしろそう。さっさく大好きな北村薫さんの作品だけ読んだ。すごいトリックとかでも何でもないのだけれど、さすがです。読ませるなぁ。日常に横たわる不穏さを絶妙な感じで逆撫でしてくる。

実績

太字は、特に気になったもの、気に入ったもの

2023/10/2(月)
・【詩】Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ/Ⅳ/Ⅴ(「ヒュウ・セルウィン・モーバリイ」パウンド「世界名詩集22」)
・【評論】人類最大の武器、脳/記憶とシナプスの可塑性/運動が生じるシステム(「強さの磨き方」二重作拓也)
・【物語】幽霊船(「イギリス幻想小説傑作集」リチャード・バラム・ミドルトン)

2023/10/3(火)
・【詩】紺碧の眼/「シエーナわれをつくり、マレムマわれをこぼてるなり」/ブレンボォム(「ヒュウ・セルウィン・モーバリイ」パウンド「世界名詩集22」)
・【評論】想像と創造(「強さの磨き方」二重作拓也)
・【物語】ラッシュアワー(「あやしい遊園地」江坂遊)

2023/10/4(水)
・【詩】農村/アラクチェーエフに(「抒情詩」プーシキン「世界名詩集23」)
・【評論】人間と宗教(「死を見つめる心」岸本英夫)
・【物語】ポロックとポロの首(「イギリス幻想小説傑作集」H・G・ウェルズ)

2023/10/5(木)
・【詩】波止場/彼らは言うだろう/工場のドア(「シカゴ詩集」サンドバーグ「世界名詩集22」)
・【エッセイ】カシミールペーストの謎(「週末はカレー日和」小野員裕)
・【物語】地下鉄御堂筋線(「あやしい遊園地」江坂遊)

2023/10/6(金)
(寝落ちしました)


2023/10/7(土)
・【詩】パリとの別れ(「ドイツ 冬物語」ハイネ「世界名詩集7」)
・【評論】ゴジラ対現実Ⅰ(「シン・ゴジラ論」藤田直哉)・
・【物語】黒い手帳(「奇想博物館」北村薫)

これまで読んだリスト

(誰か同じことをする時、本を選ぶ参考にどうぞ)

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