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幸せなキャリアの描き方:マーケティングの視点から #マープス

無料のオンラインマーケティング講座「マープス」

今回は、マーケティングの視点を使って、マーケティングに関わらない
『「幸せな」仕事が見つかるキャリアの描き方 〜本当の「やりたいこと」とは何か〜』というのがテーマです。

ソフトバンクのマーケター(コミュニケーション本部 メディア統括部長)の井上大輔さんをゲストに迎え、井上さんが二年くらい時間をかけて書かれて、6月末に販売される『幸せな仕事はどこにある』という小説のエッセンスを抽出して説明いただきました。

今日のnoteでわかること

・自分のキャリアを見つけるマーケティングの考え方
・キャリアを見だすためにやるべきこと(市場を定め、自分を知る)
・自分を知るためのキャッチフレーズ・パーパスの作り方

キャリアを見つけることに関わるマーケティングの考え方

「プロダクトアウト」より「マーケットイン」

キャリアの考え方で多いのは、自分の性能を売り込む「プロダクトアウト」だが、企業が欲しがるものからスタートする「マーケットイン」でもいいのではないか?

差別化より、まず同質化要素をそなえる(当たり前品質)

ひとと違うことをする前に、そのカテゴリーに参加する資格である同質化要素を獲得する。そうすれば、勝手に、個性が差別化要因になる。ひとたび、マーケティングマネージャーになってしまえば、マーケティングマネージャー職という土俵の上では、「笑顔が素敵」も差別化要因になる。自分でやりたいことをキャリアに決めなくていい。他の人に決めてもらえたキャリアを大事にすれば、そこに自分の個性も発見できる。

「ベストな自分」と「社会課題」の交点を探る

まず、価値を届けたい相手を見つける(「市場の定義」)。市場の価値にあった自分を定義する。そして、「ベストな自分」と「社会課題」の交点を探る。

(伊集院光さんの話)

この話は以前に聞いた(あちこちオードリー「芸能界が生きやすくなる参考書を作ろう!」回)、伊集院光さんが師匠の三遊亭円楽(六代目)さんに言われたことにも通じる。あくまで芸能の話のようにお話されていたが、芸能だけの話じゃないと思う。

自分が時間を忘れてやってしまうような好きなことに
少しの社会性を持たせると この商売は食っていける

金が儲かるからとか、人気が出るから、じゃなくて
もう本当に理由なく時間を忘れてやっちゃうぐらい好きなことに
ちょっとみんなにわかってもらえるような例えができたりとか、
あー、だからおもしろいんだーって思わせるような説明力とかがつけば、
もしくは、自分がすごいおもしろいと思ってもののちょっとはじっこでいいから、ちょっと一般の人にわかるようなことに寄せれば、
それだけで食べていける

グループのアイドルとかが自分に色を出したくて
ほんとうは好きじゃないんだけど
ここは割と層が薄いからっていうアドバイスを他人から受けて
頑張って、勉強して、ものにしようとする、あれは違うと思う。

わかる人にわかればいいんですよって態度が違うから
ちょっと社会性を持たせようよ

食べるのがすんごい好きだったら
それをみんながどうおもしろく思うか
じゃあ365日冷凍食品食べて、どれくらいおいしいか点つけるとか
そういうことでいいんだよ、と。
もともと好きでもないやつがやるな

まず自分のことを知る

ベストな自分は、以下のようなことをして見つける。

・ルーツを深掘りする
・今していること、ずっとしてきたことを凝縮(蒸留)する
・支持してくれる人の声を聞く

これは、過去に、自分の取扱説明書を作ろうとした取り組みの中で確認したことがある。自分のことを知るための質問を自分にぶつけ回答し、友人たちに私の特徴や強みを聞いてみた。私はやれたけど、友人や同僚に強み・特徴を聞くことはハードルが高いだろうと思う。ここはがんばって一緒に仕事以外でも何かに一緒に取り組んだことのある、聞きやすい人を探したり、ChatGPTとやりとりして、得意を探してみるといいかもしれない。

私の基本機能

・20年近くのシステム開発の経験(複数の強い利害関係者との調整・要件の整理)
 → つらい現場でも形なるまで居続けて放棄しない。居てもいいとメンバーに思われるように、普段から小さな要望に答えつつ、マジメな態度を維持する)

・無理なく続けられる基本的な機能
 ・情報をまとめること
 ・書くこと
 ・共有すること

過去、友人たちに聞いた私の特徴・強み

・マニュアルや引き継ぎ資料では「達意のある文章」を書ける
・他人が気づかない問題を見つける
・人が拾わないことを(あまり)嫌な顔をせず、拾ってくれる「リベロ」みたいな人
・発言だけでなく人の反応まで見ている

 ⇒ 決してうまい文章が書けるわけではない。引継ぎなど、目的のある資料について時間をかければ、目的に合った文章が書けるというくらい

キャッチフレーズ・パーパスを作ろう

私の特徴や強みから、現在の自分のキャッチフレーズとパーパス(目指す方向)を定義してみよう… と思ったが、そう簡単に思いつかず、昨年9月に止めてしまっていたのだった。

で、ChatGPTに候補を出してもらい、ちょっと直してみた。まだしっくりきていないので、これからも訂正していくつもり。

キャッチフレーズ:
「隠れた問題を見つけ、達意のある文章が書けるチームのリベロ」

パーパス:
「見えない問題に先手を打ち、心に響く文章で、誰もが生きやすい世界に向けて次世代への架け橋となる」

事業や社会問題が変わっても、自分のパーパスがあれば、自分との交点を見つけて、そこでやれることを探すことができる。このキャッチフレーズとパーパスを備えて、仕事をしてみよう。

私は、現在のマーケティングの仕事、記事を執筆することに満足している。解決したい社会問題も抱えている。自分のキャッチフレーズで、社会問題や会社の事業との交点でできることを確認して、日々精進しよう。

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