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クリエイティブになるための読書(10週目)

クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。最初の頃は、無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから選んでいたが、最近は、もっぱら図書館で借りている。返却日が近づいてきたら、ググって調べた短編小説、短編作家、評論家を図書館の図書検索に入れて該当があれば予約する。詩/評論/物語のカテゴリでそれぞれ2作品あるいは3作品を予約する。その他、図書館にめぼしい本があれば、予約した本と合わせて借りている。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

今週、読んだ詩の中には、あまりハマれるものがなかったかもしれない。先週いいと感じたマヤコフスキーも、井戸川射子さんも、今週は特にハマれず。ランダムに取捨選択しているので、こういう週もある。また戻ってきたときに、何か好きになれる詩があるかもしれない。

評論

「今を生きるための現代詩」(渡邊十絲子)に今週も少し触れている。詩は好きに読んでいいと言いつつ、渡邊さんも詩を読み解いている。短歌もそうだけれど、読み解くことと・詩を深く知ることは、詩を作ることとはまた別であることがよく理解できた。無駄な作業ではないので、短歌の評も自分なりにしていくつもりだけれど、どちらかというと、自分を通して世界を見つめる短歌を作るほうに苦しんで、いい短歌を詠みたい、力を注ぎたいと思った。

物語

先週に続き、ジャンニ・ロダーリばっかり。解決を図るわけでも、驚くような展開もない。設定や物語自体が不可思議だけど、謎は謎のまま。モノが動きだしたり、動物が人間のようにふるまったり、それだけだけど、それでも成立する物語。刺激が欲しい現代の人には向かないかもしれない。

実績

太字は、特に気になったもの、気に入ったもの

2023/5/22(月)
・【詩】喜ぶのはまだ早い/ぼくは愛する/少年の頃 マヤコフスキー詩集(世界詩人全集)
・【評論】日本語の詩の可能性 安東次男のことば(「今を生きるための現代詩」)渡邊十絲子
・【物語】ピサの斜塔をめぐるおかしな出来事(「猫とともに去りぬ」) ジャンニ・ロダーリ(関口英子訳)

2023/5/23(火)
・【詩】村/詩人へ プーシキン詩集(世界詩人全集)
・【評論】パレスチナ エドワード・サイード(ビル・アシュクロフト+パル・アルワリア)
・【物語】箱入りの世界(「猫とともに去りぬ」) ジャンニ・ロダーリ(関口英子訳)

2023/5/24(水)
・【詩】即興詩/初恋 レールモントフ詩集(世界詩人全集)
・【評論】マキアヴェリについて 「Xへの手紙・私小説論」小林秀雄
・【物語】海へとこぎだした高層マンション(「兵士のハーモニカ」) ジャンニ・ロダーリ(関口英子訳)

2023/5/25(木)
・【詩】五月一日/セヴァストーポリ=ヤルタ マヤコフスキー詩集(世界詩人全集)
・【評論】教科書のなかの詩 谷川俊太郎のことば 「今を生きるための現代詩」渡邊十絲子
・【物語】ベファーナ論(「猫とともに去りぬ」) ジャンニ・ロダーリ(関口英子訳)

2023/5/26(金)
・【詩】どの表面も、反射する膜(「する、されるユートピア」) 井戸川射子
・【評論】最高峰をきわめた楷書作品 必読書道史
・【物語】魔法使いガル(「兵士のハーモニカ」) ジャンニ・ロダーリ(関口英子訳)

これまで読んだリスト

(誰かが同じことをする時、本を選ぶ参考にどうぞ)


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