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クリエイティブになるための読書(80週目)

今週は当たりの多かった週。おもしろく読めたものが多かった。実際には、記録した当日には読み切れず、朝や翌日の昼に読んだこともあった。これを投稿している土曜日の夜も、家事の合い間に『野球術』と『鏡の国のアリス』を読んでいる最中。


クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越した際、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて消化していた。今は、自分の本棚にあった本の他、主に、古書店で手に入れた本が中心。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで1時間くらいのことが多い。短い時は30分、長い時は2時間。毎日のことなので、できるだけ時間はかけたくない。

感想

『現代短歌の鑑賞101』は斎藤史。

たそがれの鼻歌よりも薔薇よりも悪事やさしく身に華やぎぬ

未来(さき)の世も我に憑きくる生きものの信濃の夜半のこほろぎの聲

人も馬も渡らぬときの橋の景まこと純粋に橋かかり居る

死に向かう歌、夫が亡くなった後の歌もよかった。

評論

好きな漫画『そばもん』の監修をされていた、藤村和夫さん。今は閉店した、有楽町更科店主だった方。蕎麦を食べるのも好きだが、その後ろにある歴史や裏話も美味しい。

漫画『そばもん』でも使われていたエピソードが多い。

物語

娯楽として、池波正太郎先生はおもしろい。さくっと読める。読後感もよし。今、読んでいるものはこれ。

実績

太字は、気になったもの、気に入ったもの

2024/9/23(月)
・【詩】牧歌(「アメリカ名詩選」)ウィリアム・カーロス・ウィリアムズ
・【評論】妖精王國女皇紀―山岸涼子編(「花咲く乙女たちのキンピラゴボウ(前篇)」)橋本治
・【物語】斗南先生(中島敦)


2024/9/24(火)
・【短歌】斎藤史(「現代短歌の鑑賞101」)斎藤史

・【評論】如是我聞(太宰治)
・【物語】軍用露語教程(「昭和の名短篇」)小林勝

2024/9/25(水)
・【短歌】宮柊二(「現代短歌の鑑賞101」)宮柊二
・【エッセイ】三月の山の想い出(「山のパンセ」)串田孫一
・【物語】老虎(「剣客商売(二)」)池波正太郎

2024/9/26(木)
・【詩】チャーリー・ブラウン(「現代詩の鑑賞101」)清水哲男
・【評論】自民大勝の原因―六一年選挙の分析(「大前研一の新・国富論」)大前研一
・【物語】狼疾記(中島敦)

2024/9/27(金)
・【詩】交代/消えた美女/見つかった捲毛/露営のともしび(アポリネール・堀口大學訳
・【エッセイ】<美男の隠居の話>昔の人材派遣業(「そば屋の旦那衆むかし語り」)藤村和夫
・【物語】盗法秘伝(「鬼平犯科帳(三)」)池波正太郎

2024/9/28(土)
・【短歌】夢之華(明治三十九年九月)与謝野晶子
・序論 青い閃光/監督術 トニー・ラルーサの「危機管理」(「野球術」)ジョージ・F・ウィル
・【物語】鏡の国のアリス(ルイス・キャロル・矢川澄子訳

これまで読んだリスト

(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)


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