立冬を前に味の表現を求めてタイ料理に会いに行く
2018年、カレーの学校に通ってから、カレーを食べる機会が増えて、知り合いにもカレー好きな人が増えた。
ただのカレー好きに留まらず、テレビで取り上げられるくらい食べ歩く人、めちゃくちゃスパイスカレーを作る人、果ては、カレーのお店を出す人まで。
カレーの学校のおかげで、せっかくカレーに接する機会が増えたのだから、書くことを習いとしている私としては、カレーについても書けるようになると書く機会が増えてありがたい。
こんな取り組みをしているものの、やっぱりなかなか書けるようにはならない。
日々、そんな悩みを抱えている時、ある方のお誘いで、カレーの学校のお仲間とタイ料理屋さんに行ってきた。カレーやスパイスについて、私なんかより、ずっと好きで、詳しい人たちだ。一緒に食事して、そこにいる人がどんなコメントをするか聞いてみたいと思った。
今回、お目当ての一つは、「コームヤーン(豚トロのグリル)」、焼き物は注文を受けてから焼くので、時間がかかるとのことで、最初に注文。その後、めぼしい料理を次々と注文をしていくカレーの学校の同窓生たち。2時間の間に食べた写真は、以下の通り。
食事中、周りの感想に耳を傾けたものの皆さんの口からは「これおいしい!」という感想ばかり。味の表現を見つけるという最初の期待は裏切られてしまった。会話は最初から最後まで、まったく関係のない話ばかり。私の感想も(うま! あ、ダメだ、辛ー)(うまいなー)で終わってしまった。
でもおいしいものを、料理を楽しむ人たちと食べる機会が増えれば、きっとその中でおいしい表現を発見し、獲得できる日も来るかもしれない。おいしいものは、眉根を寄せて食べるものではないので、楽しみながら食事する機会を増やせていけたらと思う。
いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。