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クリエイティブになるための読書(4週目)

クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」は、継続中。基本は平日のみ。主に無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから選んでいる。あとは図書館や手持ちの本から。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、極力時間はかけない。

感想

今週は、晩に予定があることが多くて、朝や昼休みに読むことが多かった。しんどかったけど続けられてよかった。神保町の古書店で小林秀雄を3冊手に入れたので、しばらく評論には困らずに済みそう。

小林秀雄の「さくら」の中に、日本の植物学者の笹部新太郎の「桜を滅ぼす桜の国」についての書かれていた。

「桜への無関心と無智とが、すっかり蔓延して了った今日では、国内の桜の八割九割までが、ソメイヨシノという桜とはいえぬ桜の屑ばかりになって了った」

今、ソメイヨシノが新たなピンクの桜の品種に置き換わっている最中に、この記述を見つけてよかった。ソメイヨシノに慣れてしまった私は、あの白くて淡いものが桜だと思っていて、違う色の桜になることで儚さを忘れ、趣がなくなると感じていたけれど、もともと、もっとピンクだったんだね。当たり前もたった数十年前とは大きく違うことを、最近、花見をした4月に読めてよかった。

最果タヒさん、星新一さんは、図書館に返却してしまったので、また来週は別の方の詩、短い物語に接する予定。

実績

2023/4/10(月)
・【詩】飲酒(陶淵明)
・【評論】伊豆大島の話(柳田國男)
・【物語】眠りとの戦い(オー・ヘンリー傑作選(大津栄一郎訳)

2023/4/11(火)
・【詩】美術館(夜空はいつでも最高密度の青色だ 最果タヒ)
・【評論】瀬戸内海の島々(柳田國男)
・【物語】博士と殿さま(星新一ショートショート1001)

2023/4/12(水)
・【詩】冷たい傾斜(夜空はいつでも最高密度の青色だ 最果タヒ)
・【評論】中庸(「Xへの手紙・私小説論」小林秀雄)
・【物語】ピーターパンの島(星新一ショートショート1001)

2023/4/13(木)
・【詩】美しいから好きだよ(「夜空はいつでも最高密度の青色だ」最果タヒ)
・【評論】さくら(「Xへの手紙・私小説論」小林秀雄)
・【物語】ラッパのひびき(オー・ヘンリー傑作選(大津栄一郎訳)

2023/4/14(金)
・【詩】お日さん、雨さん(金子みすゞ詩集)
・【評論】十誡/黄金狂時代/市民ケーン/ウエスト・サイド物語(淀川長治 究極の映画ベスト100)
・【物語】アウルクリーク橋の出来事(ビアス(小川高義 訳)

これまで読んだリスト


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