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クリエイティブになるための読書(34週目)

三連休のあとの月曜日、読むことを忘れてたので、土曜日も。30週以上続けてても、まだ習慣づいてないのか…
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クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は、無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから選んでいたが、最近は、もっぱら図書館で借りている。返却日が近づいてきたら、ググって調べた短編小説、短編作家、評論家を図書館の図書検索に入れて該当があれば予約する。詩/評論/物語のカテゴリでそれぞれ2作品くらい予約する。その他、図書館内にめぼしい本があれば、予約した本と合わせて借りている。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

いつも図書館から借りてお世話になっている世界名詩集。今週もお世話になっています。特にハマった詩があるわけではなかったけど、アラゴンの「五月の夜」、最後がよかった。

(略)
ふるえるとき 生者と死者は さもにている
生者とは ベッドに眠る 死者  この夜
生者らは墓を追われ 眠りをさまされた
死者たちは うちふるえ 生者ににかよう

かつてこうまで完全に 闇のおちたことがあろうか
ミュッセよ 君の詩神(ミューズ)と ついてはなれぬ君の思いは どこへ行ったか
どこかにただよう エニシダの香
一千九百四十年 五月の夜だ

五月の夜 ルイ・アラゴン 橋本一明 訳
(『世界名詩集(全26巻)20 エリュアール 愛 すなわち詩/アラゴン エルザの瞳』
©昭和40年/平凡社)

評論

これも図書館から。「ヒッチコックを読む」の中にある和田誠さんの「ヒッチコック讃歌」がすごかった。ほとんど記憶頼りで書いたそうだけれど、映画についてここまで見れてないと、お金をもらう記事と呼べないのであれば、先は遠い。決して映画評を書いて生計を立てたいとかは思わないけれど、映画は好きなので、それが生活を助けるものになれば、嬉しいなーという程度。そんな仕事もしてみたいので、好きな映画は何回も見よう。古い映画ももっと見てみよう。

物語

脚本を書きたいと思うことが時々あるので、脚本といえば、この人、ということで向田邦子さんの本を借りてきた。たったこれだけの文でイメージが湧くんだ! とか、読み手(演出)の受け取り方の違いを結構許容していているのね… といったことに改めて驚いた。向田さんの脚本で、おもしろいと思った作品があれば、何度も読み直したり、写経してみようかな。

実績

太字は、特に気になったもの、気に入ったもの

2023/11/6(月)
(三連休のあとで、失念… まだ習慣づいてないのか……)

2023/11/7(火)
・【詩】エルザの瞳(「エルザの瞳」アラゴン「世界名詩集20」)
・【評論】万葉集をみわたす(「万葉集の基礎知識」上野誠)
・【物語】ミッドナイト・ブルー(「予期せぬ結末Ⅰミッドナイト・ブルー」ジョン・コリア)

2023/11/8(水)
・【詩】一/二/三/四(「抒情詩(ガザル)」ハーフィズ詩集)
・【評論】才知と能力(「強さの磨き方」二重作拓也)
・【物語】黒い犬(「予期せぬ結末Ⅰミッドナイト・ブルー」ジョン・コリア)

2023/11/9(木)
・【詩】朱い月(三井喬子詩集)
・【評論】ヒッチコック讃歌(「ヒッチコックを読む」和田誠)
・【物語】七人の刑事 十七歳三ヶ月(「向田邦子シナリオ集」向田邦子)

2023/11/10(金)

・【詩】五月の夜(「エルザの瞳」アラゴン「世界名詩集20」)
・【評論】歌のしわけとなりたち(「万葉集の基礎知識」上野誠)
・【日記】昭和二十一年一月(「戦中派焼け跡日記」山田風太郎)

2023/11/11(土)
・【詩】1/2/3(「愛すなわち詩」エリュアール「世界名詩集20」)
・【評論】なぜ書くか(オーウェル評論集)
・【物語】脂肪の塊(モーパッサン)

これまで読んだリスト

(誰か同じことをする時、本を選ぶ参考にどうぞ)

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