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はじめてのエッセイ。じぶんジカン_松岡美希さん

エッセイをはじめて買った。
5月7日、Twitterで流れてきた「新しいエッセイ集が発売になります。」というタイムライン。
即決だった。
そんな私に、私が一番驚いた。
エッセイなんて、今まで買ったことも無いのに。

本を読むのは昔から好きだ。
小学生時代はほとんど友達がいなくて、昼休みなんかはいつも図書室の窓際の席で本を読んでいた。みんなが校庭でドッジボールや鬼ごっこをして楽しく遊んでいる様子を横目で見ながら。

今まで、小説や歴史、哲学、ビジネスなどジャンルを問わずに読んできた。
でも、エッセイは今回が初めてだ。
しかも、いつもはある程度「どんな内容なのか?」をある程度調べてから買うというのに、今回は即決だった。

なんでなんだろう?
それが分かるのにそう時間はかからなかった。

私は本を買ったんじゃない。
著者である松岡美希さん(以下、松岡さん)という人の疑似体験を買ったのだ。
松岡さんの生き方や考え方、その世界観を私も体験してみたくて。
その魅力を買ったんだ。


エッセイを読んでみて。

待ちに待った松岡さんのエッセイが自宅の郵便受けに届いた日。
その日は平日だった。
すぐに読みたい。という衝動に駆られながらも、「ゆっくりとした時間の中で読もう。」と決めていた私は、届いたエッセイ2冊を机の上にそっと置いた。
それからは、休みが待ち遠しかった。
朝起きて、机の上に置かれているエッセイを見るたびに「早く読みたい!」というワクワクが込み上げてくる。
そんな状態がしばらく続いた。

そしていよいよ待ちに待った休みの日。
私はこのエッセイを最初に読む場所をお気に入りのカフェに決めた。
アイスコーヒーを注文して席に着くや否や、リュックから2冊のエッセイを取り出して読み始めた。

すぐに引き込まれた。
松岡さんの優しい筆の表現、独特の文のテンポ、人柄を感じさせる言葉の言い回し。
松岡さんの見ていた世界や生活の様子が自分の目の前に投影された。
まるで自分が今その世界にいるかのような。

おそらく、そこに書かれていることは松岡さんの本音ではあるだろうものの、人を傷つけない松岡さんの優しさもつぶさに感じた。

私にとっては、共感することしかなかった。
そして、そんな松岡さんに憧れを持ちつつ、勇気を貰えた。
私も自分らしい生き方をしてみたいと思った。
いや、してみようと思う。
すぐに今の状況をがらっと変えることは難しいかもしれない。少なくとも自分には、まだそこまでの勇気がない。
でも、少しずつでいいから、「自分らしい自分」に近づけるように、小さく小さく変化していきたい。
そう思った。


私なりのおすすめの読み方。

最後に、このエッセイの私なりのおすすめの読み方を紹介したいと思う。
実は、この2冊のエッセイが届いてからまだ2週間ほどしか経っていないのだけれど、私は既に3回も読んでしまった。
たぶん、まだ読むと思う。

ここで私が紹介するおすすめの読み方は、場所を変えて読むことだ。
私は最初はカフェで読んだ。その次は、毎日寝る前に布団の上で読んだ。そして次は、公園の木陰で読んだ。
たぶん次は、海辺で読みたい。

上手く言葉で説明は出来ないのだけれど、場所を変えて読むことで同じものを読んでいるのに、そこから見える景色がどこか違って見えるのだ。
同じように共感しつつも、違った本を読んでいるかのような。
気になった人は、ちょっとやってみて欲しい。


おわりに。

さいごに、今回私が買った松岡さんのエッセイ2冊を紹介して終わりにしたい。

私が今回買った本は、
松岡美希さん著
『このままではない これからへ』
『自分に無理なく はたらく暮らす』

個人的にこの本は、ちょっと心が苦しくなったり疲れてしまった時。新しい何かを始めてみたり、今までとちょっと違う新しい自分を見つけたいと思った時に読むと、松岡さんの言葉がそっと背中を押してくれます。
気になった方は是非読んでみて下さい。


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