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私の仕事は「人の未来を大きくすること」 ~「やりたい」「なりたい」を動詞から考える~

今日は、自分のやりたいことやキャリアを「抽象的に」捉えることの大切さについて、私の思うところを綴っていきたいと思います。

職種は違えど、想いは同じ

私のキャリアは多岐に渡る。
高校卒業して自衛隊に入隊し、その後は自動車整備士として働きながら副業として大手スポーツ用品店でシューズアドバイザーをやったり、外資系フレキシブルオフィス運営会社でコミュニティチームのバックサポートをしながら自分自身も起業しようと活動したり、ビジコンに出てみたり。そして今はストレッチ専門店でストレッチトレーナーとして働いています。

こうやって見ると、てんで職種がバラバラで一貫性がなく、一見何がやりたいのか分からないように見えます。
実際に私自身、「自分はいったい何がやりたいんだろう?」と疑心暗鬼に陥ったこともあります。
でも、今は分かります。自分がいったい何をやりたいのか?

それは、「人の未来を大きくすること」。

自衛隊に入隊したのも、当時、大学に進学して将来は教師になろうかとも思っていたのですが、ちょうど将来の進路を考えていた中学2年生の時に日本と周辺国との領土問題で国際情勢が不安定化していたこともあって、「有事の際は傍観者ではなく、自分が国を守りたい!」と熱い思いを抱いたのがきっかけですし、自動車整備やシューズアドバイザーの仕事も自分の出来ることや好きなこと(自衛隊時代に航空機整備士をしていて、整備という仕事内容が面白くて自動車整備士の資格を取得。シューズアドバイザーも、趣味のランニングが興じてランニングシューズに詳しくなったので、それを仕事に生かしました。)でお客様の課題を解決したいと思ったことがきっかけです。
今は未経験からストレッチトレーナーを2年ほどやっているのですが、これも「もっともっとお客様の人生に寄り添って、お客様の未来を大きくしたい!」という想いでこの世界に飛び込みました。

詰まるところ、私のキャリアにおいて職種はバラバラであれど、そこにかける想いややりたいことは一貫しているということです。

物事を抽象的に捉えることの大切さ

実はこれって、とっても大切な考え方だったんだなということに最近気付きました。
というのも、私は最初から意識してこのようにキャリアを選択してきたわけではなく、「何でこんなに自分は転職ばかりしているのだろう?」「自分のやりたいことは何だろう?」「自分は本当にこのままでいいのだろうか?」と自分自身に不信感や将来の不安を抱いていました。
そして自分はこの疑問や不安を一人で抱えきれなくなって、藁にもすがる思いで生まれて初めてコーチングの体験セッションを受けたのです。

そこでは、自分の過去(生い立ちまで遡りました。)から今までを振り返って自己分析し、その事実を受容して、自分の得意なことややりたいことを洗い出してこれからの未来につなげていくというワークショップを行いました。
このワークショップで学んだ、自分にとって一番大きな学びは「やりたいことを『名詞』ではなく『動詞』で捉える。」ということでした。

例えば、仕事選びの時に「コンサルになりたい!」と思ったとしよう。
コンサルと一口に言っても、IT系とか金融系など分野は幅広いし、たとえ同じ分野でも所属する組織によって業務内容やカルチャーも違ってくる。
そして更に陥りがちな罠が、その「なりたい」や「やりたい」の理由や動機だ。
よくありがちなのが、『コンサル』という名詞から「稼げるから」とか「かっこいいから」といったことを連想して、それがそのまま「なりたい」や「やりたい」の理由になってしまうことである。
しかし、仮にもそのような理由でその世界に入れたとして、待ち受けている現実は「面倒な雑務」や「苦手な資料作成」などといった理想と現実のギャップの狭間で苦しむことになる、ということは往々にしてよくある話だ。
このように、「なりたい」や「やりたい」を名詞で選んでしまうと、ミスマッチが起こるリスクが高くなるそうです。

そこで重要になってくる考え方が、前述の「なりたい」「やりたい」を『動詞』から捉える、ということです。
例えば、自己分析をした結果、「パワポのスライドを作成するのが好き」「情報を定量化して分析するのが得意」「業務の効率化を考えることが得意」といったことが洗い出されたら、その「好き」や「得意」が活かせるものを選択していくということです。
私の場合はそれが、「コツコツ努力すること」「自分のスキルで直接的に人の役に立つこと」「自分の関わった人が笑顔になり、未来が明るくなること」でした。(ほんとはもっと沢山ありますが、長くなるので割愛します。)

このように、自分の「やりたい」や「なりたい」を『名詞』ではなく『動詞』から考えていくことで、その環境で自分を十分に活かすことができ、それが結果的に「好きなことをやる」ことに繋がるというわけです。

自分がこの先やりたいこと

私がこの先やりたいこと。
それは、「人の未来を大きくする」ということです。
今、私がストレッチトレーナーとして仕事をさせて頂いていることは、まさにこの「やりたいこと」を実現出来ている環境だと思っています。(正確には、まだ「出来ている」というよりも、「努力している」と言ったほうが適切かも知れません。)
ただ、今迄の文脈で言うと、このストレッチトレーナーという職業はあくまで『名詞』に過ぎません。言い換えれば、『手段』です。

私がやりたいことは、「人の未来を大きくする」こと。

その為には、今いる環境にずっと居続ける、ということは恐らくないだろうと思っています。
なぜなら、私の「好き」や「得意」にはまだまだ続きがあり、こうやって「文章を書く」こと(個人的には「言葉を紡ぐ」という言い方の方が好き)や「誰かの相談に乗ること」、「教えること」などがあり、これらはまだ実現出来ていないし、やりたいこともまだ沢山あるからです。
恐らく「人の未来を大きくする」という人生のテーマは今後も普遍だとは思いますが、今まで経験してきたことやこれからやりたいことを掛け合わせていけばもっともっと「やりたい」や「なりたい」自分に近づけていけるように思っています。
だからこれからも「人の未来を大きくする」という軸をじっかりと持って、自分のやりたいことを模索し続け、挑戦していきたいと思います。

最後に、この文章に綴った自分の考えや思いが、これを読んでくれた人の未来を大きくする、ひとつのきっかけになってくれたら嬉しいです!

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