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ストレッチトレーナーが思うストレッチの魅力とは?

こんにちは。
まずは簡単な自己紹介から。
私は普段、ストレッチ専門店でストレッチトレーナーとして働いております「ゆう」と申します。
私の人生のビジョンは「人の未来を大きくする」ということ。
そこで、トレーナーとしての本業以外でも「人の未来を大きくする」ことに寄与できないかと考え、細やかながらこうして文筆活動をしております。

今日のテーマは「ストレッチトレーナーが教えるストレッチの魅力」と題しまして、普段はストレッチトレーナーとして日々お客様にパーソナルストレッチを提供している私が、その中で感じている「ストレッチをすること」の魅力を皆さんにお伝えしていこうと思います。

カラダが変われば人生が変わる(論理編)

まずはこの言葉。
「カラダが変われば人生が変わる」

私がとても好きな言葉であり、ストレッチトレーナーとして働く中でその真実性を日々身をもって実感しています。
まずは、下の図をご覧下さい。


これは「マズローの欲求5段階説」と呼ばれるもので、アメリカの心理学者アブラハム・マズローが著書「人間性の心理学」の中で提唱した、人間の欲求を5段階の階層で説明した心理学理論です。
マズローの欲求5段階説とは、人間の欲求を「生理的欲求」「安全の欲求」「社会的欲求」「承認欲求」「自己実現の欲求」の5つの階層に分かれているという理論で、これらの階層はピラミッド状になっており、低い階層の欲求が満たされることによって次の段階の欲求を求めるようになります。
「マズローの欲求5段階説」の理論についての詳細は少々本題からずれてしまうので、ここでは概要を簡単に説明するに留めておきます。

1.生理的欲求

生理的欲求とは、マズローの5段階説の中で最下層の第一段階の欲求です。この階層は、食事や睡眠、排せつといった人間が生きていくための本能的な欲求を示した階層です。

2.安全の欲求

安全の欲求とは、身の危険を感じるような状況から脱したいという欲求です。心身共に健康、かつ経済的にも安定した環境で、安心して暮らしたいという欲求のことです。

3.社会的欲求

社会的欲求とは、集団に所属したり仲間を得たいという欲求のことです。「所属と愛情の欲求」ともいわれることもあります。具体的には、家族や友人、会社などから受け入れられたいと願う欲求です。

4.承認欲求

承認欲求とは、他者から認められたいと願う欲求のことです。具体的に言うと「所属している集団の中で認められたい」、「他者から尊敬されたい」といった欲求です。

5.自己実現欲求

自己実現欲求とは、自分が満足できる自分になりたいという欲求のことです。

そして、人が人生をより幸せに生きる為には、この「マズローの欲求5段階説」の中でも最も高次の欲求である「自己実現欲求」が満たされる必要があります。
しかし、この「自己実現欲求」が満たされるためには、その下層にある4つの欲求が満たされる必要があることが条件となります。

次に、もう一つの図を紹介します。以下の図をご覧下さい。


これは私が先日『自己実現』というテーマのコーチングを受けた際に教えて頂いた概念です。簡単に説明します。
まず、自己実現を最上位概念の『GOAL=幸せに生きている状態』と定義づけ、その下層に上から順に「BUSINESS=仕事」「BEING=在り方」「BODY=身体の健康」という3層構造になります。
「BUSINESS=仕事」とは、比較や自由競争があり自分を成長・磨いていく領域です。
次に「BEING=在り方」とは、自分の価値観や思想、評価軸があり、それらを包括した自我そのものが不可侵の価値あるものである、という概念であり、つまり、今の自分が存在していること自体に価値がある、という考えの領域です。
最後に「BODY=身体の健康」とは、心身共に健康であり、やりたいことをやる(自己実現)だけの体力を意味します。

これら2つのモデルを見ても分かる通り、自己実現(幸せに生きる、やりたいことをやる)という上位概念の土台となっているのが「健康」であることにお気付きでしょうか?

そう。
だから、人生をより良くするためには「健康」であることが必要最低条件なのです。
これが前述した『カラダが変われば人生が変わる』という言葉の論理的根拠になります。

カラダが変われば人生が変わる(経験編)

次に私がトレーナーとして現場で働く中で身をもって体験した『カラダが変われば人生が変わる』の実体験をお話ししたいと思います。

そのお客様はweb系のフリーランスのお仕事をされている方で、約3年間毎週欠かさずにストレッチを受けに来て下さっています。
当初は、日常的に運動する習慣も全くなく、毎日が仕事漬け。趣味はゲームで、余暇も含めてほとんど屋内で過ごす日々。過去、会社員時代には鬱になった経験もありました。
初回ご来店時のお悩みが、疲れが抜けない、寝付きが悪い、身体を動かした方がいいのは分かっているけどその気になれない、といったものでした。
最初は自分自身で身体の力を抜くことさえ上手く出来ず、呼吸も浅く、ストレッチをかけても筋肉が伸びない、といった状態でした。
ストレッチが終わってもすぐにはストレッチの効果を実感出来なかったようですが、自宅に帰宅後いつもより眠くなり、その日は久々にぐっすり眠れたそうです。
その後もその方はストレッチに魅力を感じてかれこれ3年も継続して通って下さっています。
今では、毎日の気分も好調でエネルギーに溢れ(見ていても明らかに以前とは違うことが分かる程です)、以前は全くしていなかった運動の習慣(ほぼ毎日)もつきました。

そのお客様に最近言われた言葉が「おかげさまで人生が変わりました。以前は運動とか健康に無頓着だったけど、ストレッチをきっかけに自分の身体に向き合うことが増えました。生活習慣に気を配ったり、自分の身体を変えるための目標を立てるようになりました。睡眠もよく眠れるようになり、心身共に健康になることで自分に自信がついたような気がします。ストレッチに出会っていなければ今の自分はないと思います。」
なんとも嬉しい言葉でした。
トレーナーとしてお客様の身体に関わっている以上、そのお客様の未来が明るくなり、「ありがとう」とお客様に直接言われることはトレーナー冥利に尽きる嬉しさです。

ストレッチの効果と魅力

ここまで、ストレッチをすることで「カラダが変われば人生が変わる」ということの意味を「論理」と「経験」の2つの側面から説明してきました。
最後に、ストレッチをすることで得られる効果とその魅力について解説していきたいと思います。

1.可動域の向上

ストレッチで筋肉の柔軟性を上げることによって関節の可動域(動ける範囲)が広がります。
そうすることで運動効率が上がり、疲れにくくなったり、運動のパフォーマンが向上し、身体をより動かしやすくなります。

2.体質改善

硬い筋肉は付着する骨を引っ張る為、その張力によって骨格が歪みます。
その結果、いわゆる「悪い姿勢」となり、身体の色々なところに負担がかかって不調につながります。
また、硬い筋肉はその周囲にある血管や神経を圧迫する為、血行不良による栄養の不足や老廃物の蓄積、神経圧迫によるしびれや神経伝達不良によって身体に様々な不調を来たします。
ストレッチをすることで硬くなっていた筋肉をほぐし、姿勢改善や身体の不調の改善が期待できます。

3.疲労回復

筋肉が硬くなってくるとその周囲にある血管が圧迫されます。
そうなると血流が悪くなり酸素や栄養の運搬が滞ったり、老廃物が排泄されずに蓄積したりして身体の細胞が疲労していきます。
ストレッチによって筋肉が柔らかくなると、血管の圧迫が解放されて血流が良くなり新陳代謝が活発になるので、疲労が溜まりにくかったり疲労回復を促進してくれる効果があります。

4.障害予防

身体が硬く、可動域が狭いことによって運動時に正しい動作が出来ないと、「代償」といって身体の他の部位がその動きを補おうとします。つまりは、本来動かすはずではない部分を無理やり動かしているようなイメージです。
そうすると身体に予想外の負担がかかる為、怪我につながるリスクが高くなります。
また、可動域が狭い、いわゆる関節の動きが悪いことで、身体が外力を受けた時にその衝撃を緩和することが出来ずに怪我をしてしまうこともよくあります。
ストレッチで筋肉の柔軟性と関節可動域を向上させることで、そういった怪我のリスクを抑えることが出来ます。

まとめ

以上が私がストレッチトレーナーとして日々現場で働く中で、得た知識と経験から感じている「ストレッチの魅力」です。
ストレッチは老若男女問わず誰でも出来、比較的ハードルの低い「身体づくり」だと思います。
そして、仕事や自己実現など人が幸せに生きていく為の土台として「心身の健康」があることは先ほども述べた通りで、ストレッチは間違いなくその一助となってくれるでしょう。
そして私自身が、ストレッチを通してお客様の未来が大きくなっていくのを日々現場で目の当たりにしていますし、これからもストレッチでたくさんのお客様の未来を明るくしていきたいと思っています。
もし、この文章を読んで少しでもストレッチに興味や関心を持って頂けたら、ぜひ早速今日から始めてみて下さい。
きっとあなたの未来が明るくなるでしょう。

今日も最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
この記事が少しでも皆さんの未来を大きくするきっかけになれたら嬉しいです。

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