インフルエンサー考
インフルエンサーという言葉を知った時から、なんとなくモヤモヤしていたことがある。
企業は、インフルエンサーにインフルエンスして欲しくて、インフルエンス力のある人たちを集めたり、擦り寄ったりする。時に対価を払ってインフルエンスしてもらう。
でも、インフルエンサーと言われるほどの影響力を持つまでになる手伝いはあまりしない。
もちろん、育つかわからない種に水をやるより、咲いてる花を買った方が手っ取り早いしリスクがないから、という理屈はわかる。
でも、金の切れ目が縁の切れ目というように、双方メリットがなくなったらその縁も終わってしまい、次のインフルエンサーを見つける繰り返しは、虚しくないか。
インフルエンサーになるまでのプロセスを応援すれば、その応援が終わってからも、末長く強い応援団になってくれる。そして、最も大切で重要なのは、仮にそうならなくたって、本気で応援してくれる人が一人増える。
毎回リセットしてゼロスタートするより、その一人の積み重ねは将来も続く。そんな仕事を大切にするのもいいじゃない。そういう取り組みをしている企業やブランドをリスペクトしている。
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