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三番煎じで味を出す

「日本初の」だとか「日本最大の」とか、スケールや先進性をアピールするほど、その小ささを感じてしまうことがあります。必死さの空回り。

当事者も、そこが重要だと思っているわけではないけど、他人に説明するときに、わかりやすいから。あと、自分たちを鼓舞するために使う場合もあるかもしれないです。

でも、言えば言うほど器が小さく見えてしまうことがある、ということを心しておいた方がいいです。

ずいぶん昔、某大手電機メーカーが、新製品には必ず世界初を最低一つは入れる、というTOPオーダーがありました。当時は、そういう時代だったから悪いとは思いません。今なら、必ず感動するインターフェースを最低一つは入れろ、とかでしょうか。

オレらがやっていることって日本一だよな、いやアジア一だよ、何言ってるの世界一だろう、それを言うなら宇宙一と言えるじゃないか。飲み会の雑談なら楽しいけどね。それも、所詮は相対的なものでしかないわけで。

新しさもないし、規模も小さなものだけど、すごく楽しいよ!

を、誇らしげに言いたい、そんな時代かもしれないです。

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