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鈍刀の方が良く切れる
刀は少し鈍い方が良く切れる、と小林秀雄は言いました。
元は徒然草の「よき細工は少し鈍き刀を使うといふ」かもしれないですが、そこはどうでもいいです。
吉本隆明さんはそれを受けて、そこをわかっているところが、江藤淳が小林秀雄を超えられなかったところ、と返します。
間違ってたらすぐ取り消す程度の考察なんですが、それを聞いて、写真の世界でいえば、なんだか土門拳と木村伊兵衛の関係にも似ているような気がしました。(でもボクは土門の写真のが好きですけど)
ビジネスの世界でもよくありますね。キレッキレにロジカルに他者の意見を叩いて論破して、誰も言い返すことができないくらい尖り切って、勝ったと思って振り返ったら誰もいなかった、みたいな人。正論だけで人はついてこないというのは、たくさん見てきました。
鈍の中にある真を見つけられるのが本当のリーダーだと思いますが、残念ながらそういう人はホントに少ないですね。昔の上司のYさんはそこを見極めることができる人でした。
難しいのは、逆が必ずしも真ではないというところですね、、、
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