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今だから笑える勘違い

その1)MMCとかいう部門が、製品の使いやすさ評価をして、改善提案するような目的で作られた。そのうち、カメラも評価するということになって最初の打ち合わせ。MMCの担当者(女性)がカメラを弄りながら「うーん、これはダメですよね。爪伸ばした女性がこのボタン押しにくいですもん。改善ポイントですね。」と言うので「爪切れよ」と言い残して席を立った。

その2)事業部の業績が悪い原因を究明に来た本社スタッフが、あれこれデータを集めて分析して報告会が開かれた。「部門毎に人事異動頻度を比較したところ、カメラ部門は異動が極めて少ないことがわかりました。人材活性が滞っているのが一番の課題です」だと。「あの、社内でジャンルの異なる事業の比較して意味あります?ちなみにC社もN社も生涯カメラ部門で働く人、うちより多いのはどう説明するのですか?」と言ったら黙った。

その3)ユーザー層を拡大するためには若年層を取り込むことが重要。特に若い女性のインフルエンス力は計り知れず、20代女性をターゲットに設定しよう。蓋を開けてみたら、若い女性は期待ほどレンズ買わないし、愛着のあるものを長く使いたい傾向もあるので目論見外れ。そして、見えてない部分だけど一番重要なのは、女子カメラ路線によって離れる女子も多い。若い女性をターゲットにすることが悪いのではなく、イコール女子カメライメージ訴求ではない例。(黒いカメラも好きですよ、女性)そもそも性差で分ける時代ではないのだけど。

おまけ)ある年のグッドデザイン賞で、最終選考に残った企業が、審査委員の前でプレゼンテーションすることになって、信じられないことにそのプレゼンテーションの質も審査対象だと言う。オレらは担当者がせっせとパワポで資料作って説明したのだけど、内容はともかく正直いってダサい。ちなみに、大手広告代理店にそのプレゼン映像を制作させた企業がグランプリになりました。翌年からそんなアホなルールは無くなりましたけど。

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