#学習者起点 聴くスキル
教師主導から学習者主導へ
下記セミナーの実践中の授業メモ
聴くスキル
ルーブリック評価をもとに、聴くスキルを向上させる学習実践。学習者起点の学びは、相手の考えをしっかりと聴くスキルも大切である。
個人の調べ学習の後、席替えをしながら全員発表をする。詳細は割愛するが、発表が得意な人から学び、発表が不得手な人も最後で発表するように仕組む。
実践までできなかったが、傾聴スキルもルーブリック評価をする。下図はGoogleClassRoomのルーブリック機能である。教師が30~40人を観察を通して、一度に評価することは時間的な制約があるので、学習者同士の評価や年間での評価計画が必要となるであろう。
Microsoft Teamsでのルーブリック機能があるので、そちらでも活用できる。
〇授業の流れ
A:準備
・(0a)授業開始前に席替え表を確認し座席に着く
B:10分間 教師の説話を聞く
・(1a)学習課題、学習の流れ、学習のポイントを板書で理解する。
・(1b)学習者は、評価基準(ルーブリック評価)を理解する。
C:30分間 課題の解決をする
・(2a)活動手順書を読む
・(2b)手足を使った活動をする
・(2c)グループ毎に異なる課題に取り組み発表をする。
・(2d)課題解決のための重要なポイントを見つける。
・(2e)課題のヒントを時間差で見て、グループで課題を解決する。
・(2f)テスト問題をつくり、解く。
・(2g)席替えをしながら、調べた内容を発表をする。
・(2h)傾聴スキルを使って、相手の発表をしっかりと聴く。
D:10分間 タブレットで振り返りをする
◎効果
A:準備
・ (0a)席替えによる交流で、考え方の違いに気づく。
B:10分間 教師の説話を聞く
・ (1a)板書により、本時の重要ポイントを常に確認できる。
・ (1b)ルーブリック評価を理解することで、学習の到達点を理解できる。
C:30分間 課題の解決をする
・B:により、教師は生徒のようすが観察でき、個別支援ができる。
・(2a)手順書により、個別支援が手厚くなる。
・(2b)手足の活動は、課題を自分事にしやすい。
・(2c)他のグループに教えるための工夫や対話が生まれやすい。
・(2d)重要ポイントを探す目標が生まれ、課題解決ための思考が促される。
・(2d)教師は重要ポイントが見つからない学習者、グループへ支援をする。
・(2e)ヒントの提示によりグループの対話が活発化する。
・(2f)知識が一層定着する。
・(2h)自分の意見を持とうする。
D:10分間 タブレットで振り返りをする
・(1d)(1b)により具体的に学習の振り返りをし、学びの定着につながる。
▲課題
・C:で学習者の一部は学習過程で「何をすればよいか?」迷う。
・(2a)手順書は、調べ活動等は、自習になりがち。(2d)により解消。・(0a)席替えは、対話活動に苦労するグループができる。(2g)により解消。
・(2c)発表資料のまとめ方に差がでて、聞き手は新たな知識を整理しずらい場合がある。
→ 教師は、ペア学習、グループ学習、チーム学習に適した課題を学習者に提示する必要がある。
・(2e)ヒントカードの授業で、課題を教卓へ説明しているときに、教師が他の班のようすを観察できない。
→ 学習者教師をつくり、学習者同士で学びを仕組む。
学習者が苦労することを避けるのではなく、苦労を乗り越える仕掛けをファシリテートする視点で考える。苦労を乗り越えることを評価軸にする。
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