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#続・学習者起点 学級全員の学力を上げるための”学び合い”と”AIドリル”の授業デザイン

 単元の終わりで、問題集を使用して問題を解く授業を仕組むことがある。
得意な生徒は、問題を次々と解いて自発的な学習となり、不得意な生徒は教師の支援を受けながら進めていく。
 教師は、通常一人であり、全ての生徒のつまずきを支援することはできない。学習者全員が学力を定着させる実践した。

学び合いで、問題を全員が乗り越える

 上記サイトの授業方法を参考に、生徒に以下の学習課題を提示した。

@NoguLabo

1.生徒への語り

・すぐに解けた人は、困っている級友を喜んで助けましょう。”こんなの分からないの”など相手が悲しむ言葉はいってはいけません。
・わからない人は、何がわからないのか具体的に級友に伝えましょう。
・さぁ、学び合いのスタート!!

2.活動方法

 黒板を左右に分ける区切りをつけて、「まだ」「できた」にわける。全員「まだ」にネームプレートを貼る。問題を解き始め、解き終わった生徒は、ネームプレートを「できた」へ移動し、つまずいている生徒へ教えるために教室を回る。

@NoguLabo

 3人がすぐに解き終わり、教師役として次々に教えていく。少し時間が経過し、教師役が半数となると、いっきにネームプレートが「できた」に移動し始める。

3.振り返り

 教師は、学習課題を振り返る。今回は、達成できたのでしっかりと称賛した。

学び合いの課題

 学力を定着させるためには、本実践は有効であろう。ただし、解く問題が少なくなるの課題である。

授業デザインの仕方

 教科指導をしてる中で、ここだけは理解してほしいというものに本実践の学び合いの授業を実践すべきである。中学理科の場合は、「グラフの書き方」「化学反応式のつくり方」など、一人で理解が少し難しい課題に適している。
 基本的な用語や公式を用いた計算などの、反復学習はAIドリルでの実践が学習者にとって有益であろう。

@NoguLabo

参考:ラーニングピラミッド


 「他の人に教える」は学習定着率を向上させる。


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