明日をも知れぬ命

今回は何事もなく、予定通りに退院ができました。
そして家内と今回の顛末について会話し、想定される原因と今後の予防策を整理しました。


【想定される原因】
・朝に普段食べないライ麦パンを食べ過ぎた。
・午前中にZOOMイベント参加予定のため、朝食後の気功を短めにした。
・ZOOMで座りっぱなしが続いた。
・ZOOMでは途中で司会をするため、水をあまり飲まなかった。

【今後の予防策】
・消化の良いものを食べる、食べ過ぎない。
・運動して腸の蠕動(ぜんどう)を活発にする。
・身体を長く固定しない。
・よく水を飲む。

11月、父が亡くなって1年を迎えようとしていました。本来ならこの年の2月に四十九日法要の予定でしたが、家内の直腸がんが分かったため、それどころではない状態でした。お寺の住職とは、夏に納骨と一周忌と合わせ11月4日に法要を取り決めていました。幸いにも家内の体調が急激に快復したので、何とか間に合うことができました。

法要前日は弟が住んでいる実家に宿泊し、当日早朝から家内の気功に同行しました。
実家は高台の閑静な住宅街にあります。11月の朝5時はまだ真っ暗で寒さもありました。久しぶりに冬の夜空の象徴であるオリオン座を見ると、父が見守っている、と思いました。

法要はお昼前に行われました。この2年で母の葬儀、一周忌、そして父の葬儀が続きました。今回父の四十九日に一周忌を加え、さらに母の三回忌も一緒にしました。
法要のはじめに住職からお話がありました。住職は母の法要からの付き合いであり、その後父とはよく話をしていたようでした。その父が急に亡くなったからか、話の中で「明日をも知れぬ命」と言われたのが心に響きました。

人間、というかすべての生命はいつこの世から消えるかわかりません。
11月は家内は大親友の誕生日、私の母の誕生日を迎えますが、どちらもこの世にはいません。彼女は突然のくも膜下出血、私の母は急性心不全で他界しました。

どちらも突然の死。

父は余命宣告を受けていましたが、結果的には急死です。
突然死と余命宣告でのカウントダウン、どちらがいいのでしょうか。

突然死の方が死の恐怖はないと思います。ただ、準備もなくいきなりなので、この世に未練は残りそうです。
カウントダウンは別の意味で深刻です。
前年早々に突然余命1年を宣告された父を側から見ていただけに。

生きること、生き続けることは難しいことだと、思ってしまいます。
いつかはこの世を去る命、と言ってもできる限り生き続けていたいと人は思い、運動、健康食品、ワクチン、病院、と躍起に生命の維持に努めていきます。

「明日をも知れぬ命」

だからこそ、限りある命を悔いなく使い切ろうと思います。
そして、やっと母の横に父の骨壷を置いて、一つの区切りとなりました。

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