日記【幽霊に説教】

怪談が好きだ。
怖いという気持ち半分、不思議な世界への興味半分。
もしかして、あの世みたいなものがあるのかな？とか。
でも、
「長い黒髪の女」「白いワンピース」等のワードが出てきた瞬間に萎える。
もうちょっとバリエーションはないものか。作り話なら、もう少し上手に作って欲しい。
あんまり見ないよ。白いワンピースを着た黒髪ロングの女性。
最近はへそを出してるしパラシュートパンツを履いてるし髪は赤や青や緑だし。大体はジーンズ、スキニー、ワイドパンツ、ジャンパースカート、その辺が主流ではないか。
それとも昔の女性はこぞって白いワンピースにロングの黒髪だったんだろうか。
私はベリーショートの全身黒という対極なので、おそらく幽霊にはならないか、幽霊になったとして注目を浴びないかのどちらかだろう。

何の話だっけ？

そうそう、今朝の夢について書こうと思っていたのに、勝手に指が滑って前置きがすごいことになったんだ。

夜、怪談話の動画を流したまま、寝落ちしてしまう(3時間あるので見きれない)。
そうしたら、夢を見た。
私のベットの横に、ネイビーの服を着た黒髪ロングの女がたっている。うわ。こわ。と思ったが、
私はそいつの二の腕をグッと握り、何故かひとしきり説教をした。
黒髪ロングなら怖いとか思ってんじゃねぇぞ
とは言っていないと思うが、
黒髪ロングの女は、しょんぼりして消えていった。

大した話じゃないな。

幽霊を見た事はない。
金縛りはまあまああるけど、あれは脳のバグだ。
バグのくせに、包丁を持った老婆が腹に股がったりするものだから、心霊現象のように思える。

よく思うのは、幽霊には、有効期限があるのかどうか。
戦時中の兵隊さんや、もっと遡って、打ち首獄門に処せられた人あたりの幽霊は出ると聞いた(某有名ゲーム会社は処刑場の上に建てられた為、出る)。
それ以前はどうなっているんだろう。やっぱり、有効期限があって、消えてしまうのだろうか。

古代人の幽霊に会えたら
「ピラミッドってどうやって作ったんですか！？」
「火を使い始めたきっかけって実際にはどうだったんですか？！」
「暗殺されたって本当ですか！？」
とか、いろいろインタビューしてみたい。

でもきっと、出てきてくれたとして
黒髪ロングの落ち武者あたりが限界なんだろうなと思う。

終

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お付き合いいただき、ありがとうございました。

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