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ブタクサにご用心

春だけじゃなく、この季節にも花粉で悩まされる人がいるんですね。心休まる季節っていつなんだろう。

アレルギー、何かお持ちですか?

全くない、という人もいるんでしょうか。本当にいるのだとすると、羨ましい限りです。

まだ小さい頃の話しですが、私には弟がいまして、生まれてから6歳になるころまで、彼は「卵アレルギー」をもっていました。何の拍子に治ったのかは全く覚えていないのですが、治るまでの期間はいろいろと大変だったことを覚えています。卵だけ避ければいいのかと思っても、卵って結構色んな食べ物に入っているんです。今となっては笑い話ですが、「卵を含む製品と共通の設備で製造しています」の表示の恨めしいことといったらありませんでした。

時は過ぎ、彼は成人を迎え、「なんか大変だったねぇ」で済ませられます。が、現在進行中で何らかのアレルギーを持つお子さんを育てているママパパさんからすれば、日々の最重要項目であること間違いなしでしょう。

今回はそんな、子育て期の食べ物、についてです。

。。。

子育て期の食べ物、といっても、話しのメインは子供ではなく、ママのほうです。

こんなことを言うと非難の嵐が吹き荒れそうですが、子育てする上で気を付けるべき項目の数が、男って本当に少ないです。

もっと端的に言えば、ラク。

裏を返せば、それだけ女性のことをこれでもかってくらいに気遣ってあげる必要があるってこと。

「いちいち細かいんだよなー」「神経質になりすぎだっつの」というパパの不満を聞いたり目にしたりすることは、正直あります。不満を溜め込まず、吐き出すことは大事。ただ、間違っても、吐き出し先が女性側に向かないようにしましょう。これ基本。

細かかったり神経質になったり。そうしなきゃいけないくらい、子育てする上で気を付けないといけないことは山のようにあります。どれくらい当事者意識をもって子育てに関わっているか、によって、この辺りの感じ方は変わってくるでしょう。でも、その「気を付けないといけないこと」って、そもそもわかりにくいんですよね。それも育児のハードルになっていそう。

そのハードルを下げよう!と開始されたプロジェクトがコチラです。

一般社団法人日本マタニティフード協会さんの取り組みです。

プロジェクトの説明にも書いてありましたが、こちらの協会が目指すところが「《マタニティフードマーク》の普及」なんだそうです。

とはいえ、そのマークがそもそもなんなのか、がわからないところ。その点については、次のように説明がなされています。

《マタニティフードマーク》とは、妊活・妊娠・授乳中(マタニティ期)の方が、食事をする際に、食べて良いものなのか?避けたほうが良いものなのか?をひと目で分かるようにするマークです。

今年3月の協会設立からまだ日も浅いこともあって、マークの認知度はまだまだだとは思いますが、もしこれが社会全体に普及したら救われる人がたくさんいるはず。

自分の話しになりますが、妊娠中の食べ物事情は、少し大変でした。食の好みがガラッと、極端に変わって、例えば「カリカリ梅が食べたい」というオーダーが出たことがありました。スーパーを3,4軒ハシゴして数種類買ったものの、大きさが、とか、酸っぱさが、とかで、結局食べられたのは1種類だけ、ということが。

また、「スナック菓子」をご所望な時には、ポテチやらチョコやら買っていきましたが、いざ目にすると「糖質が...」「刺激物は胎児に影響が...」などなど、気になるご様子。今となっては笑い話ですが、当時の自分の心境は「どれ買ってったらいいのよ?!」と大混乱でした。

そして、思うのです。

そんな時に、マタニティフードマークがあったらなぁ、と。

水戸黄門の印籠ではないですが、ママにとってもパパにとっても「安心印」の効果は大きいはずです。

食品に付いているアレルギー表記のように誰もが考えずとも意味や意図を知っているくらいのスタンダードにしていきます。そして、少しでもマタニティ期のストレスを減らし、子供を持つ喜びにフォーカスする比率を高めれればと思っています。

マタニティ期はママだけのものではない。

男性の視点からも、ぜひ今回の取り組みが成功してほしいと、そう願っております。

。。。

最後に。

広く認知されているような気もしますが、クラウドファンディングに抵抗がある人もまだまだいるはず。

それはたぶん、新しいものへの抵抗感だったり、資金の使われ方への不安感だったり、何となくイヤだってこともあると思います。

でもそれは、思うに「お金」が絡むからなのです。

お金に対する捉え方を、このnoteだけで変えられるとは到底思えないけれど、一つだけ伝えさせてもらいたいのは、お金って「助け合いのツール」ってことです。

距離を取って、離れて、極力誰とも会わないように。ともすれば、孤独を推奨しているんじゃないかとも思えるこんな世の中だからこそ、助け合いや繋がりを可視化できるクラウドファンディングという仕組みに、参加してみませんか。

日本マタニティフード協会さんが今回の取り組みで活用されている、クラウドファンディング「CAMPFIRE」創業者 家入一真氏のForbes JAPANインタビューを紹介して、今回のnoteを終えたいと思います。最後までお読みくださいましてありがとうございました。

個人が自己表現をするように経済活動を行う時代がやってくるだろう。そのときには、個を中心とした小さな経済圏を複数もつことによって、お互いに重なり合うかたちで支え合う世の中になるだろうと思っていました。

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