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「民族とは何か」を理解したい

EURO2020が開幕しました。

いまは2021年なのに2020?と思いますが、当初予定していたのが2020年開催がcovid-19の影響で1年延期になったことがその理由のようです。東京オリンピックと同じで、名称の"2020"はそのままにした、ということですね。

毎日(日本的に言えば毎晩)熱戦が繰り広げられているEURO2020ですが、この大会には、旧ユーゴスラビアにあった国から2か国が出場しています。グループCの北マケドニア、グループDのクロアチアがそれにあたります。

国際サッカーの舞台において、クロアチアの名前は有名ですが、対して北マケドニアは新興のイメージを持つ方が少なくないのではないでしょうか。サッカーに限らず、その国名を聞いてピンと来る人の方が少数だと思いますがそれもそのはず、現国号へ改称してからはまだ2年ほどしか経っていないのです。

グルジアをジョージアと呼ぶようになった時も違和感がありましたが、北マケドニアの改称はジョージアの経緯とは全く異なり、呼び方を正したのではなくて国名自体が変更されました。

旧ユーゴスラビアに関連する話しは個人的に興味があって、昔から文献をいくつか読んで理解に努めようとはしてきましたが、まだその勉強は道半ばというのが正直なところです。日本に住んで生活をしていて、自分は今まで"民族"というものに関して殆ど意識をしたことはありませんが、ユーゴスラビアを知る上ではこの"民族"の捉え方を理解することが想像以上に大変で、勉強の躓きの大きなところとなっています。

この"民族"というのが厄介で、国を超えて関係してくるケースもあるのです。そんなことを、先日のEUROで起きた事件を見て、改めて認識させられました。

自分の民族、両親や先祖の民族、系列や人種。自分や家族のことを侮辱されるのは許せませんが、その根の深さは、日本人のそれより深いのだと想像しています。想像することしかできないのが何とも歯がゆいですが、勉強を重ねて理解をしていきたいと思います。

今更ですが、こういう勉強はどのように進めたら良いものでしょうかね。気になって少しググってみましたがよくわからず...。大学で研究している先生に師事?してみるとか...?生活するのに困らないくらいに賃金を獲得する術を身に付けて、大学に入って勉強する、というのも一つの手かもしれません。大学生になってユーゴスラビアと民族の歴史を研究する、という項目を将来の夢リストに追加しておくことにしましょう。

。。。

ここまで書いておきながら、今大会で応援しているのはスペインです。

相対的には小粒かもしれませんが、2010年W杯優勝メンバーのように、次の黄金世代を作ってくれるのではないかな、と期待しております。

ユーゴスラビアほどではないにせよ、スペインもバスクやバルセロナなど一部で民族の問題があったりしますが、今大会は団結して戦い抜いてほしいものです。応援しています(WOWOW独占放送なのが憎い…)。

サッカー以外のところで問題になるのはこれっきり、今後の戦いは純粋にサッカーで盛り上がってくれることを祈って、今回の記事を終えたいと思います。

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