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ポジティブシンキング・持つのは難しい?

ポジティブシンキングを持てるかどうかは、その人にとって困難な状況におかれた局面で、どれだけポジティブシンキングの状態でいられるのか。
そこにポジティブシンキングでいけるのかどうかの真価が問われるのではないでしょうか。

キャロル・S・ドゥエック著 『マインドセット「やればできる!」の研究』  

によると、物事の見方 を 変え た だけで 気持ち が 変わり、取り組む成果も変わってくるそうです。 

人には、二種類のマインドセット(考え方・もののとらえ方)があり、
自分 の 能力 は 石版 に 刻ま れ た よう に 固定 的 で 変わら ない と 信じ て いる 「 硬直 マインド セット = fixed mindset」 の 人 と

人間 の 基本 的 資質 は 努力 しだい で 伸ばす こと が できる という 信念 を持つ「 しなやか (成長)マインド セット = growth mindset」 の人がいるそうです。

もちろん「しなやかマインドセット」の人は、比較的あらゆることに、ポジティブシンキングで取り組んでいけます。

この「しなやかマインドセット」の持ち主ならば、無意識にできないと思い込んでいることにも、挑戦できるのではないでしょうか。

レジリエンスの高い人はポジティブシンキングができる

レジリエンスとは、心理学用語で、困難や脅威に直面している状況に対して、逆境から素早く立ち直り、成長する能力を意味する言葉です。

「非認知能力」小塩真司 編著によると

たとえば、経済的に苦しい家庭状況にあっても、日々の生活に楽しみや喜びを見出す人や、猛烈に勉強したにもかかわらず、受験に失敗してしまったが、自暴自棄にならず、別の進路を見出す人は、レジリエンスの高い人ということです。

レジリエンスは、ポジティブな感情を重視します。
逆境に対しレジリエンスを発揮するには、自らを大切な存在だと思える自尊心(自己を肯定する感情)を回復し、状況を自ら変えることができるという自己効力感(やればできるという自信)も持つことが大切です。
それには、成功体験を日々積み重ねることが有効だそうです。

ある記録で、成人に1ヶ月間「できたこと日記」をつけてもらいました。
そのことで、自尊感情が向上したという報告もあるのです。

レジリエンスに興味のある方は、ぜひ関連書を読んでみてください。

ポジティブシンキングのコツ

専門家によりますと、ポジティブシンキングを持てるコツとして、

・取り組む課題に「なぜできないのだろう」ではなく、
「どうすれば解決するだろう」と解決をする前提で物事をとらえること。

・「できない」「無理」などの否定的な言葉はなるべく控える。

・自己を承認し、自分を褒めること。

が大切だそうです。

ポジティブシンキングを持とうとして、かえってうまくいかなくなることもあります。

たとえば
・無理してプラス思考でなければならないと思うこと。
悲しいことや何かに傷ついたときには、泣いて悲しんだり傷みや喪失感と向き合ったりすることはとても重要です。かえって自分自身に大きな負担をかけてしまうことになります。

なかには「防衛的悲観主義(最悪の事態を想定して行動することで結果的に最悪の事態を回避する)」の方が性に合っている人がいます。
この考え方も、課題に向き合うには、有効です。

・ネガティブな感情は、決してダメな感情だと思い込んでしまう。
むしろネガティブな感情を感じ取れる力が大切です。
そのネガティブな感情が湧いてきたときに、その感情をどう処理するかが、大事になってきます。

まずは、「ポジティブシンキングを持つ」ことを意識すること、つまり物事のとらえかた(解釈)を、ときには自分に都合よくいければいいですね。

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