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初めてコナン映画を見た人の感想――劇場版 名探偵コナン「時計じかけの摩天楼」を見た

今日、人生はじめてコナン映画を見た。

高校生くらいの頃、友達が「コナンの映画良いよ」と言っていて気になっていた。しかしその時点でもうたくさん作品があり、どれから見ていいかわからず、腰が死ぬほど重い私は見ないまま社会人となった。
毎年最新作が発表されてインターネットが沸くたび「そんなに面白いなら履修してぇなあ」という気持ちだけがたまっていった。

そして今月からアマプラに加入した。そのきっかけのひとつがコナン映画なのだった。
先日、職場の人とコナン映画の話になったとき「GWの時期になったらサブスクで過去作見られるようになるかも」という情報をいただいたのだ。

そろそろエンタメ摂取をさぼるのをやめたい&教えてもらった手前無碍にはできまいということで今回重い腰を上げてサブスク加入を決めたのだ。

まずは第一作目から見るのがいいとのことだったので、『時計仕掛けの摩天楼』を見た。

ラストの説得力、すごくない!?

いちばん感動したのが、クライマックスシーンで蘭ねーちゃんが見事に安全なコードを切るシーンである。 なぜなら、めちゃくちゃ説得力があるからだ。

彼女は、正解だと知りつつも赤いコードを切ることができなかった。それは「運命の赤い糸」を切ることだからだ。赤い糸を切るくらいならここで死んでもいい。ウソでしょ!? なんて恋に真剣な少女なの……。
冒頭の日常パートの「赤と青どっちがいい?」「ラッキーカラーは赤」「赤い糸の伝説」がきれいにこのシーンに繋がってくるのが上手すぎてびっくりした。ハチャメチャにすごくない!? 伏線が気持ちよすぎる。

そこに蘭の少女趣味でロマンチックな性格が重なれば、「この子ならそうするよね」とスッキリ腑に落ちる。すごいな……。「赤は切りたくない」という感情的な決断に対して、しっかりとした土台となる理由が用意されているのだ。物語がうますぎる……。

ラストシーンの蘭の「切りたくなかった」が可愛すぎてそこを皮切りにジーンときた。えっ!? 可愛すぎる。可愛さで泣いてます。新一と蘭のカップリングが好きな人たち、無事でしたか?

挿入歌に惚れた

電車のシーンで『キミがいれば』が流れてきたときすっごく興奮した。なぜならイントロが好みすぎたから。なんかWINKとかそのあたりの時代の曲だなって感じで好きすぎる。本当にそれだけなんですが……。
それが勝ち確BGMとして流れてくるのがたまらなくて、鳥肌が立った。「いっけー!」と思っているときに好みの音楽が流れてくるのって最高じゃん。

当たり前なんだけどデカいパソコンとかパカパカの携帯とか全体的に90年代~00年代が香りに香っている映画で、ノスタルジーを感じてしまった。お年寄りのはじまり。


いや楽しかった。最初に第一作目を見て大正解だった。まだ物語が複雑に発展する前だし、ここまでのあらすじや登場人物の解説もしてくれるので、お話を思い出す助けになった。

歴史の長いシリーズだけにたくさんあるので、まずは要所をかいつまんで新しい作品までゆっくり登っていこうと思う。時代が進んでどんどん雰囲気が現代になっていく過程を見るのも楽しみだなぁ。
どれを要所とするかはコナンオタクの助言を借りることにする。

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