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『言の葉の庭』この世の美しさ全部詰め込んだ46分

※がっつりセリフなどネタバレあるのでご注意ください。

今日は、朝から『すずめの戸締まり』を観に行きました。
私は影響されやすい人間なので
家に帰ってまだ観たことがなかった
『言の葉の庭』を鑑賞しました。

「サボるのは雨の日の午前中だけって決めてるんです」
「いつのまにか雨の日を、祈っていた」
「梅雨が終わってほしくなかった」

「誰のかは決まってないんですけど女性の靴です」

「私、あそこで歩く練習してたんだ」
「靴がなくても歩けるように」
「僕ももう少し遠くまで歩けるようになったら」
「あの人に会いに行ってみよう」


「雷神の少し響みてさし曇り雨も降らぬか君を留めむ」
「雷神の少し響みて降らずとも 我は留らぬ妹し留めば」


2人の言葉が、見ている世界が全部美しかったです。

私結構キザなセリフとか、わかりやすく感動する系の作品は
綺麗事だろ、とか思っちゃう性格悪い人間なんですけど
この作品は教師と生徒の禁断の恋愛という
割と定番なテーマを扱っているにも関わらず
そんな感じは受けませんでした。
きっと2人がお互いを生徒と教師だと知らない状態で
出会ったと思って見ていたからだと思います。

でも実際は雪野先生は生徒であることをわかって
距離を縮めたわけで…
2回目観て同じ感情になるかは少し自信がないのが正直なところです…

でもあまりにも全てが美しすぎて「綺麗」が限界突破すると
綺麗事だろ、なんて私の汚い感情までも浄化してくれるのかもしれない
なんて思ったりもしました笑


2人はあの階段で想いを伝え合ってから
先生はすぐに四国に帰ってしまって
秋月くんは高校卒業までに靴を完成させたけど
靴を渡しに行くとかはせず出会った場所に置いて
「もう少し遠くまで歩けるようになったら
あの人に会いに行ってみよう」と
言葉を残して作品は終わります。
結局2人が結ばれたかどうかはわかりません。
小説のほうでその後の2人が描かれているようなのですが
個人的にはあまり知りたくないな、
映画のままでいいなと思いました。


とりあえずこの勢いのまま新海誠監督作品アマプラで一気見しちゃおうかなと思っているところです…笑



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