見出し画像

『BONES AND ALL』ロードムービーと社会問題とビジュ爆発

ずっと楽しみにしていた

『BONES AND ALL』

観てきました。

以下、ネタバレありです。

①予想外のロードムービー

ティモシー・シャラメを大画面で拝みたくて劇場に足を運びましたが、予想外の良質ロードムービー。
完全に恋しました…

人を喰べる衝動が抑えられないマレンは幼い頃別れた母親を探しに行きます。そこで同族のリーに出会い、2人は一緒に母親を探す旅に出ます。

「人を喰べる」=「人を殺す」なので、
誰かを食べてしまったら警察に捕まってしまうかもしれないのでもうそこにはいられません。
だから彼らが喰べる度に場面が変わり、2人で運転を交代しながらたくさんの州を周ります。
2人で車に乗り気ままに旅する姿が本当に楽しそうで、観ているこちらが幸せになりました…

Netflixオリジナルの『このサイテーな世界の終わり』が好きな人はほんっとにハマると思います!

②少数派なだけ

この映画には人を喰べる衝動がある「イーター」が何人か登場します。
マイノリティとして生きる彼らの生き方は様々です。

ずっと1人で死にかけの人を喰べながら生きる人
人を人とも思わないで残酷な殺し方をする人
精神病院に自らを隔離する人

作中でのイーターはどの人も異常であるという描かれ方をしていました。
でもそれはイーターがマイノリティであるが故の社会での生きづらさからそうなってしまっていたし、その人たちにとってはそれが普通で、イーターがマジョリティだったら人を喰べることがタブーな社会になんて絶対ならないんですよね。
でも多くの人間で社会を構成する以上、多数派少数派は必ず生まれ、私も含め人間は多数派と違うものを異常とし排除しようとするので、永遠にこの問題が解決することはないんだろうなと思います。
難しいですね。

③キャストの皆様のキラキラビジュ

話の雰囲気180度変わりますが、
美しかった…
ティモシー・シャラメの好きなシーン語っていいですか…

・マレンと出会って半裸血だらけで登場したシーン、エロすぎましたありがとうございました

・お金取りにカフェに侵入するシーンで2人でフェンス飛び越えたと思うのですが先に越えたリーがマレンの手を取りながら上目遣いになるシーン(伝われ)月明かりに照らされた横顔が美でしたありがとうございました

・遊園地で男の人誘うシーン…叫びそうになりました…あの真っ直ぐな目…さすがCMBYNの監督です…需要を分かってらっしゃる…ありがとうございました

こちらが3大ティモシー・シャラメになります。

あとは、マレンのワンピースにブーツってコーディネートが終始可愛くて、目の保養でした。


ホラー初心者の私はちょっとビクビクするところはありましたが、グロさに関しては全く問題なかったしR15くらいでも良さそうだなという印象でした!
ホラー苦手なティモシー・シャラメ好きさん迷ってる方いますよね?思ってるより平気です。絶対劇場で拝むべきです…!!!

この記事が参加している募集

#映画感想文

68,930件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?