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データ活用を成功させる柱

データ活用、DXをしようとしても、PoCで終わることが多く、PoC疲れという言葉も聞かれる。データ活用を成功させるためには、何を柱とすべきなのか?データ活用を支援する立場から整理してみました。
※最近話題の某鬼滅の刃とは全く関係がございません。

Long Term Relationship

データ活用は1日にしてならず(じゃ)。データ収集、蓄積、活用の仕組み作りから、活用人財育成まで幅広い取り組みが必要となる。また技術、環境変化が早く、常に新しい事を考え続けることが大切である。
基本的な考え方として、短期間なPoCで終わるのではなく、継続して取り組みながら、課題を探し続けることが重要である。
もちろん、最初から短期で終わらせようと思ってやっている人は少ないと思うので、どうすればLong Term Relationshipを築けるのかを考えよう。

スモールサクセスの積み重ね

データ活用に限らないかもしれないが、スモールサクセスの積み重ねが最も重要である。大きなビジネス変革やシステム構築をやろうとすると、年単位の時間を要する事がある。その間に時代のトレンドが変わる事もあるし、顧客の経営判断が変わると計画自体が無くなる事もある。
データ活用では、短期間で高速PDCAを回す必要がある。分析環境もスモールスタートとし、成功体験を積み重ねて行こう。そうやって信頼を築いていく事が何よりも重要である。

ユーザーへのデータ活用の民主化

データ活用の顧客は分析部門である事が多い。もちろん、分析部門がデータ活用できるような支援は実施するのは当たり前品質として。顧客の企業全体でのデータ活用を実現するには、業務部門のユーザーの成功が必要となる。
人財育成のプログラムを考えることも大切だが、もっと現場で同じデータを触りながら課題を探す事はとても有意義である。ユーザー教育により、ユーザーが自立してデータ活用できるよう、民主化を働きかけることが重要である。

サマリ

データ活用を成功させるためには、顧客とのLong Term Relationshipが必要となる。その柱となるのは「スモールサクセスの積み重ね」と「ユーザーへのデータ活用の民主化」となる。
短期間で高速PDCAを回し、小さな成功体験を積み重ね、顧客との信頼を築いていく。
ユーザーが自立してデータ活用できるよう、民主化を働きかける。
これを実現させるには、並ならぬ苦労と熱い意志が必要である。その柱は実はあなた自身がなるべきかもしれない。心を燃やせ!

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