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【ソーシャルデザイン】超高齢化社会を"デジタル移民"とAIで解決

課題先進国の日本において、解決策をソーシャルデザイン。今回は超高齢化社会における労働人口低下問題をデザインする。
ここでは解決策として、デジタル移民を提唱する。2019年の外国人労働者の受け入れに関する改正など、労働力を移民から得る事が検討されているが、欧米では移民問題が起こっている。最近のデジタル技術による働き方変革を用いて、解決策をデザインする。

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●労働力を起こせ! Cold Worker → Hot Worker

労働人口低下は避けられない。国内で補うには、眠っている労働力を解き放つしかない。
 Cold Worker → Hot Worker
幸い、このコロナ禍で働き方変革が進んできた。テレワークで場所の壁紙を超え、ギグワークで時間や作業量バランスの壁を超えてきた。これで、地方在住者や、子育てでフルワーク作業の難しい女性(男性)の労働力を活用したい。
また、高齢化となったご老人にも、人生100年時代では、今まで培ったノウハウを活かしてまだまだ活躍してもらいたい。これからは普通にパソコンを用いて仕事をしていた世代が高齢者となるため、デジタルへの適応も可能だ。企業の束縛から放たれ、そのノウハウを社会に還元させることを考えてもいいだろう。

●デジタル移民

国内労働力では数が不足している場合は、移民に頼ることを考えたい。しかし、実際に物理的国境を越えて居住する場合は、様々な問題が起きる可能性が高い。そこで、テレワークを拡張して、国外からの労働参加を進めたい。デジタル世界で、自動翻訳も進化すれば、コミュニケーションもより円滑に取れるようになり、ダイバーシティを活かしたメンバー編成ができ、プラスに働くこともある。
労働賃金についても、デジタル通貨、特にCBDC(中央銀行デジタル通貨)が広まれば、より効率的に支払いができるようになるだろう。
ただし、デジタルで国境を超えることは、他国との競争にもなる。逆に日本から知的労働力を奪われる可能性もある。日本としては、CBDCとデジタル移民で、アジア圏で存在感のある経済圏を築く戦略を提言したい。

●物理的労働力不足をどうするか?

ここまでデジタル技術で解決を図ってきたが、こらは知的労働が中心となり、どうしてもリアル世界では物理的労働が残る。
特に現在も外国人の方が多くいる飲食店店員や、既に労働力不足が叫ばれる介護業等、単価が低いとなかなかデジタル化が進んでいない分野も多い。ここは、無人店舗やロボティクスで、構造自体を変えて、人手を減らしたい。労働人口低下問題から考えれば、DXに力を入れなければならないところである。
それでも人手が必要な所は、上記の様々なデジタル化で削減された人を当てたい。知的労働からシフトしてくる人もいるだろう。単価の低い労働に対して、老後のコミュニケーション/社会貢献等の、金銭以外の対価を与えることも考えたい。あるいは、単価を上げるように付加価値を上げる努力が必要となってくる。ここは、日本の文化、おもてなしを活かした付加価値を是非実装してもらいたい。

時間、空間を超えて、労働力を最適化する。デジタル技術により、この世界観の実現を目指すべきと考える。

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