潜在意識ガイド《 鶴さん 》の思考トレーニング【5】
わたしの潜在意識ガイド《 鶴さん 》
夫に【激辛・鶴トレ】を課しました。
夫が一番印象的だったのは
「腕を組むな」
と言われ続けたことだそうです。
《 鶴さん 》が目ざとく見つけては
「腕」
「おい、腕」
「腕組むな」
「それやめろ」
と繰り返し言われたとのこと。
今でも、腕を組もうとすると
「あ、ヤバい」
と腕をほどきます。
夫は腕を組むのがクセです。
「考える」クセもあります。
ここで言う夫の「考える」は、
自分の中の知識を掛け合わせること。
それを直面している問題に当てはめること。
わたしの「考える」とも少し違います。
が、これも思考のこねくり回し。
つまり、夫の腕組みは思考こねくり回しの合図。
《 鶴さん 》はそれを止めたのです。
知識を引っ張り出すのをやめて、
自分が感じていることに集中する。
【激辛・鶴トレ】以降、
そちらにスイッチが変わったと夫は言います。
また、夫はインプットをやめました。
これも【激辛・鶴トレ】の効果のようです。
知らないことや偉い人の知識を得ることで、
その人に近づいた気分になる。
それが「麻薬」のような快感で、
自分で止められなくなっていたんだとか。
わたしも依存しやすいタイプですが。
それ以上に夫は依存していました。
目的あってのインプット
インプット目的のインプット
似ていますが、
全く違いますよね。
夫は知らない間に、インプット目的のインプットの虜になっていました。
そして《 鶴さん 》は腕を組むのを止めたことで、夫からインプット目的のインプットを取り上げてくれたのです。
インプット目的のインプットをしていても、
日常に支障はありません。
《 鶴さん 》がそれを許さないのは、
夫がわたしに近しい人間だからでしょう。
「なぜ夫に厳しいの?」
と尋ねたところ、
自分はわたしを守りたくて、
夫はわたしに近い存在だから。
と答えました。
わたしと一緒にいる限り、
夫の【鶴トレ】も続きそうです。